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だいたい5分程度でわかるジロデイタリア観戦レポート Stage18

Stand.fmでお喋りしたことを
こちらにもテキストでアップしてみます。
喋りでほんの少し違うものになったりもしていますが
アーカイブとして残しておきます。
今回何度も録り直しているものの、かなり噛み噛みでした。
音声はお聞き苦しいかも……申し訳ないです。

こんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。

今日はジロデイタリアのステージ18。
今日がステージ18ということはあと3つしかレースは残っていないのか〜と気づいてションみりしてしまいましたが、今日のステージも番狂わせ!!で、とっっっっっても盛り上がりました!!!

ロヴェレートからストラデッラまでの231kmを超高速で進んでいくレースは、ほぼほぼ直線の見通しのよいベタ地を競うこととなり、ゴールではスプリントが楽しめるかな〜、なんて思っていたんですけどね。

有力なスプリンターがだいぶリタイアしていたりしているので、集団の方でもそんなにスプリントを頑張りたいってことはなかったみたいで、先頭23人が決まると集団を引き離すかのごとく鬼牽きしていくとシーンもあり、集団は集団でスプリントに力を入れているわけじゃないイネオスが集団コントロールをしなくちゃならなくて大変そうだな〜って程度でレースはそんなに動きがなかったのです。

タイヤ交換で遅れていたEFエデュケーション・NIPPOのベッティオルがチームカーの真後ろで車にぶつからない車間距離10cm〜20cmみたいな匠の技を見せてくれて、ウヘェってなったぐらいですかね。

残り15kmになるとレミ・カヴァニャが飛び出して、いよいよ先頭に動きが見え始めます。
あれ?カヴァニャってタイムトライアルに強い選手だから逃したらマズくね?ってちょっとしてから気づいたのか、ニコラス・ロッシュが追い始め、それに少し遅れてからベッティオルが追うものの、一時単独逃げを始めたカヴァニャとベッティオルたちとは35秒もタイム差がつき、残り9km程度ならタイムトライアルの強い人ならこのまま逃げ切り勝ちでしょ〜ってタカをくくっていたのです。

ところが…この最後の最後に4級山岳が待ち構えていて、登りはそこまで強くないカヴァニャとベッティオルたちとのタイム差が微妙に縮むんです。
でも下りがくればカヴァニャは逃げ切れるでしょって、まだ分からんぞってなっていたんですよ。

ところが上りでベッティオルが調子をガンガンに上げていき、ニコラス・ロッシュも置いていくと、残り6.5kmの地点で、あともうちょっとで山頂であとは下りってところでベッティオルがカヴァニャを越していってしまったんです!!
ええええ、なにそれー!って思うものの、まだ下り!下りがあるぞ!って見守っていたのですが、完全に心が折れてしまったのかカヴァニャの失速。足が止まってしまいました。
追いついたニコラス・ロッシュもカヴァニャをパスししいくと、それからカヴァニャの姿は見えなくなってしまいました。

タイヤ交換もして遅れていた人が単独先頭?ってだけでもヒェッてなるのに、そのままロッシュに追いつかれることもなく堂々と観客を煽りまくってのゴール!!ベッティオルおめでとう!!
今日もグランツール初勝利という予想できないステージとなりました。

ベッティオルの表彰式での盛り上げ上手な感じもあって、生粋のイタリア人なのだなぁ、なんてことも思ったりしました。
ベルナルは23分30秒遅れてフィニッシュ。
総合や山岳賞などには大きな動きはありませんでした。
さてラストデーが個人タイムトライアルだから、ガチで競い会えるのはあと2回。
マリアローザの交代劇は起こるのか?鉄壁のイネオス勢を切り崩せるのか?
最後まで目が離せませんよ!それではまた明日。チャオ。

総合:エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)
ポイント賞:ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
山岳賞:ジョフリー・ブシャール(アージェードゥゼール・シトロエン チーム)
新人賞:エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)

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