だいたい5分でわかる?!ツールドフランス2021観戦レポート Stage19
ツールドフランス観戦の感想レポートです。
Stand.fmでお喋りしたことをこちらにもテキストでアップしてみます。
音声とはほんのり内容が違っていたりもします。
こんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。
今日が今大会最後のレースといっても過言ではない、勝負ひしめく19ステージ!って思っていたんですけれど…まさかの集団スプリントのないステージなるなんて思ってもいませんでした。
いきなり出落ちですみません。
本日のステージをとても楽しみにしていたのに、別件で見ることが叶わず、やっと映像繋げられた!と思ったらステージ勝利者インタビューで、インタビュー映像とともにメイン集団のライブ映像がついていたので宇宙猫の表情になってしまったんですよ。
というわけで、私と同じように宇宙猫(宇宙空間の背景画像に、猫が目をまんまるくして驚いているっていう画像で有名になりました)になってもらったところで、今日のステージをハイライトの目線にて振り返りますね。
第19ステージはムランクスからリブヌルまでの207kmにおよぶ長距離をひたすら北上する平坦コースで、レイアウトを見ても前半50kmとラスト40kmがデコボコとしていてアップダウンがあるものの、ほとんどド平坦と呼んで良いものだったのではないでしょうか。
アクチュアルスタートするとすぐになんと集団落車が発生し、ゲラント・トーマス、チーム クベカ・ネクストハッシュのエナオ、ロット・スーダルのスウェニー、チームアルケア・サムシックのルッソなどが強めのダメージを受けたようです。
まだまだ先の長い197km地点にて抜け出しがあり、なんとそこへポガチャルも動くのですが「どうぞどうぞ」と逃した形になったのか、集団を落ち着かせるためなのか説得を試みているシーンがあり、なんだか不思議な感じがありました。
先頭6人はトレック・セガフレードのベルナール、EFエデュケーション・NIPPOのルッチ、バーレーン・ヴィクトリアスのモホリッチ、チームクベカ・ネクストハッシュのクラーク、アンテルマルシェ・ワンンティゴベール・マテリオのツィッマーマン、ビーアンドビーホテルズのボナムール。
スタートから54.1km地点にある中間スプリントでは先頭6人が通過したのちの7位を争っていましたが、ここはマシューズが取り、次いでコルブレッリが通過していきました。
さらにゴールまで残り100.6km地点でさらに追走していた20人中14人も合流し、メイン集団とは40秒程度の差だったのですが、集団はレースをしないと決めてしまったのかすっかりリラックスムードとなり、まるでシャンゼリゼに向かう途中のような和やかなムードとなっていました。
今日の立役者となる予定のはずのカヴェンディッシュもチームメイトたちとニコニコしていたので、完全に勝負から降りてしまったかのようです。
この集団の中にコルブレッリもマシューズもいるので、ポイントを出しぬかれるわけじゃないしってことだったのでしょうか。なんともモニャモニャ。かわいいからヨシなのですが。
こうなると勝負をしているのは先頭なので、先頭の動きが気になります。
ボナムール、ルッチ、ジェスベールが抜け出したものの、このアタックは吸収されます。
再び動きが出たのは残り25.6km地点。ここでモホリッチが単独アタックをかけ、重たいギアで静かにしかし速やかにライバルたちを引き離していきます。
今日は大集団スプリント向きのコースだったはずですが、残り10kmを切っても快調に飛ばすモホリッチを追走する10人の間がなかなか埋まらず、常に40秒以上引き離され、とうとう残り1.5lmの地点では1分以上も差をつけ勝利を確信したモホリッチは残り800mで勝利を確信。
最後に後ろを確認すると、ジャージにあるチームスポンサーの名前を強調し、お口チャックという「ライバルを黙らせてやったぜ!」というポーズとともにゴールをし、強さを見せつけてくれました!
今大会2回目の逃げ切り勝ち。勝負の勘が良い選手なのでしょうね。
メイン集団がゴールにたどり着いた頃には、モホリッチのゴールから20分以上も経ってからでした。
なんて日だ!
明日は個人タイムトライアル、そして明後日は全てのツールを締めくくるシャンゼリゼのラストステージとなります。
メルクスさんの記録をカヴェンディッシュは抜けるのか!?
それではまた明日。サリュー!
総合:タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)
ポイント賞:マーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
山岳賞:タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)
新人賞:タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)
敢闘賞:マテイ・モホリッチ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)