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だいたい5分程度でわかるジロデイタリア観戦レポート Stage12
Stand.fmでお喋りしたことを
こちらにもテキストでアップしてみます。
喋りでほんの少し違うものになったりもしていますが
アーカイブとして残しておきます。
みなさんこんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。
今日はジロデイタリアのステージ12。
シエナをスタートし、芸術の都フィレンツェを通り越して山岳地帯を走るクイーンステージ。
212kmというロングコースなこともあって、天候の変化の激しさを感じるステージでした。
それにしても映像が届く前にリタイアした選手が多くて驚きました。
レース序盤のアタック合戦の中で落車が発生していたそうです。
モビスターのエースであるマルク・ソレルを筆頭に、イスラエル・スタートアップネイションのデマルキ、同チームよりドーセット。その落車とは別に膝の痛みでスタートできなかったドゥクーニンク・クイックステップのマスナダとレースの過酷さを感じるばかりです。
しかしレースは続いていくのです。
2級山岳の山頂では楽々とブシャールが先頭通過。
山岳ポイントは譲らないぞという強い意志。そういった攻めの姿勢はとても好きです。
途中の補給ポイントでは一般人のおじさまが、選手が落としてしまったボトルを拾い上げてパスみたいなアクシデントがあったりしつつも(…別のチームのスタッフかもしれませんが)
今度はかなり大粒っぽい雨が選手たちに降り注ぎました。
レインウェアを着てはいるものの、タイヤから吹き上がってくる水しぶきで選手たちの顔がどんどん汚れていき、アイウェアをつけているものの表情がキツさを物語っていました。
で、20kmも進むと今度はレインウェアからウィンドブレーカーに着替える。なんてところもあり、こういった場面を見るたびに自転車を乗りながら上着を着るってすごい体幹しているなぁと感心しちゃうのですよね。プロだから当たり前といえばそうなのですが…。
そして先頭16人がいつの間にやら6人に絞られていた中からジョージベネットとヴェンドラーメがまずは発射。ゴールまであと17km。
激坂区間でまた人数が絞られてついに4人にまで削られます。
ユンボ・ヴィズマのエース ジョージ・ベネット、トレック・セガフレードのブランビッラ、DSMのハミルトン、アージェードゥゼール・シトロエンのヴェンドラーメというメンバーを見ているとジョージ・ベネットがステージ取るのかなぁ…と思いきや…。
ハミルトンとヴェンドラーメがそこから飛び出し、今日もまさかのマッチアップスプリントとなりました。
ハミルトンがヴェンドラーメの前に全然出なくて、風避けとして使っているなぁ…ゴール直前でスイッチして抜いていくんでしょー。はいはい。なんて思っていたのに、なんとハミルトンよりも一枚上手だったヴェンドラーメが力づくでそのままゴールしてしまいました!
こういうこともあるのかぁ、タイミングって難しいんだなぁと改めてゴールスプリントの醍醐味を知った気がします。
メイン集団の方ではイタリアの名選手ニバリがチッコーネを牽引してめちゃくちゃかっこいい走りを見せてくれました。イタリアの人たち沸きたったろうなぁ。
そんな激しいレースの翌日となる明日のステージはド平坦の198kmスプリントステージ。
スプリンターがこの後のコースは残らないことが多いので、ド派手なスプリントを期待するならこの日がラストになりそうです。
それではまた明日チャオ。
総合:エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)
ポイント賞:ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
山岳賞:ジョフリー・ブシャール(アージェードゥゼール・シトロエン チーム)
新人賞:エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)