乳がん告知の日の自分を振り返る
携帯の画像フォルダを遡っていたら見つけた写真。
乳がんの告知を受けた日、夫と2人で主治医の話を聞いて、帰りに寄ったファミレスで食べたデザートだ。
散々辛い検査をした。場所が悪くてマンモトーム生検という、ものすごく痛い検査までした。そこまでして確認しようとしてくださったこともふまえ、覚悟してた。つもりだった。
終始落ち着いた顔してたけど、今思えば感情を押し殺していたんだと思う。きっとそうなんだ、がんなんだ。そう事前に言い聞かせて、ショックを受けないようにしていた。
あの時、怖いとか悲しいとか、感情をそのまま出せていたらどうだったのかな。結局やることは変わらないのだし、家族に余計に辛い思いをさせないで済んだからよかったのかな。
時々、辛いことを辛い、傷ついたことを傷ついたと言えないことがある。
言わなくてよかったのかな。私はよかったのかな。
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