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クライエントとの関係構築

人のイメージというものは初頭効果、つまり第一印象がカギを握る。初めましての人と信頼関係を構築するためには、最初が肝心だということになる。

キャリコンに限らず、相談業務につく人間は、いきなり解決しようとしてはいけない。
私たちがぱっと話を聴いてぱっと思いつくようなことは、クライエントはもう散々考えて思いついている可能性が高い。そのうえで、それで解決しないから相談しに来ているわけで、短時間に概要だけを聴いて、しかもクライエントは本当に困っていることを言葉にできていない可能性もある状況で、納得できるような解決策やアイディアが出てくることは稀なのだ。
その結果、その提案は「そうじゃないんだよな……」と思われてしまう可能性が高く、信頼関係の構築は難しくなる。

やはり傾聴は基本だ。クライエントにとって、熱心に、心を寄せて耳を傾けてもらえるということは、それだけで、何とかしてくれようとしている人、味方、という印象になる。安心して心を開いて言葉にできるようになれば、整理もできるし気づきも得られる。面談自体が受けてよかったという印象になれば、いい流れに乗れる可能性が出てくる。

やはりここに戻ってくるんだなと感じるとともに、改めて傾聴の姿勢を学び直し、我が身を振り返ろうと思う。

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