反出生主義(アンチナタリズム)のカッコよさについて。
ワタシは、3人の人間を、この世に生み出してしまった、悪魔のような人間です。
「反出生主義=アンチナタリズム」ってご存じですか?
反出生主義=アンチナタリズムとは何か。
ググると以下のような「回答」が出ます。
<<反出生主義=アンチナタリズム>>
人生は苦しみの方が多いと主張し、最も合理的な立場は子供を地球に生みださないことだと主張する思想である。ショーペンハウアーの哲学では、世界は「生きる意志」によって支配されており、盲目的で不合理な力、常に現れる本能的欲望が、それ自身によって懸命に生み出される。しかし、その性質ゆえに決して満たされないことが苦しみの原因である。存在は苦しみで満たされている。世界には喜びより苦しみの方が多い。数千人の幸福と喜びは、一人の人間の苦痛を補うことまではできない。そして全体的に考えると生命は生まれない方がより良いだろう。
えーっと。上記の非常にわかりにくい文章をですね。
全知全能であるところのこのワタクシがですね。
要約いたしますとですね。
「生まれてもツラいだけなんで、生まれないほうがよくね?」
という思想が、反出生主義=アンチナタリズムなのであります。
あったなー。アタシも。
あったわーー! マジで!
「自分なんか(てか、自分も含む人間全部)生まれてこなければよかった」という思想。あったわーー。ディス・イズ・厨二病だわーー。
てか、ショーペンハウアーって、そんなこと言ってたんだ。ヤバくね?ショーペン。黒歴史じゃね?
話は変わって。
先日、我が子と話をしていた時に、「俺、反出生主義だから」というワードを聞いてしまったんですよね。
あぁぁぁ。。。と思ったし、昔の自分を見ているようだったし、何よりも「穴があったら入りたい」「恥ずかしい」という気持ちでいっぱいでした。
あの時の自分を叱りつけたい気分にもなったけど、あの時の自分も、今の自分と繋がってるしなぁと思うばかりで、結局、「そっかそっか~~~(ニコニコ)」みたいに接しました。
たぶん、今そんな事を言っている我が子が、いつの日か「穴があったら入りたくなる時」がくるかもしれない。
その時の「穴」になってあげられたらいいのだけれど、残念ながら、たぶん無理だと思うんだよねぇ。なにせ高齢出産だからなぁ。
まぁ、自分の黒歴史は大人になった自分でどうにかしなよな。子どもらよ。
さて。ワタクシの3人の子らの話はおいといて。
2024年度の出生数、初の70万人割れの公算、というニュースを見ました。
このままの出生数でいくと、ワタクシの子らの時代は人口が1億以下になるでしょうねぇ。
「反出生主義」の3人の子どもたちが全員子ども産まないとしたら、もっと少なくなるかもねぇ。
ワタシとしては、それはそれでなかなか面白いんじゃないかと思っているんですよね。
このままニッポン人がいなくなって、ニッポンが移民の国になっても、それはそれで。
とても、面白い。
そういう意味では、ワタシが一番「厨二病」なんですけどね。