私のリーダー論「技量と熱量とリソース。あとは少しの付加価値」
私が今までの人生で一番悩んで、今も悩んでいるし、これからもずっと考えつづけ、模索していくであろうリーダー論。
この1年はずっと、ここだけを考えていたといっても過言ではないくらい、頭を占めていた内容です。
私は大学4年の夏に3か月ですがインターンで数10人のメンバーをまとめる営業リーダーをしていたことがあります。
インターンですがちゃんとノルマもあり、指揮統率から方針、施策まで全て担当できる裁量を持っていました。
人生で1番輝いていた時間でもあり、最大に挫折を味わった時間でした。
(3か月で売り上げ500万のノルマを達成出来ませんでした)
毎週の報告会で上には常につつかれ
チームミーティングではメンバーの士気をなんとか上げ
寝る間を惜しんで施策を考える日々。
本当の意味で四六時中売上とチームについて考える中で
ずっと分からないでいたのは私はどんなリーダーになりたいか、自分のリーダーとしての理想の姿でした。
自分でも理想の姿がないのに、いいリーダーになんてなれるはずがありません。本当に今考えるとそうです。
リーダー像は浮かばないまま、自分は営業リーダーの日々を終えました。
悔しくて悔しくて、ずっと後悔と反省を繰り返してきましたが、
面白いことに、理想のリーダー像ができたのは最近、リーダーを辞めて、
4月に入社して組織のメンバーになってからでした。
リーダーを経験したあとのメンバー経験は、リーダーを経験する前とは別次元に見える世界が違いました。
メンバーになって初めて、当時の自分のダメなところ、良かったところがより明確になり、理想像が見えてきました。
私のリーダー論
痛みを分かってあげられるリーダー。
しかし、いざとなった時、1人で目標を達成するくらいの技量と熱量、リソースは持っていること。
これが今の私のリーダー論です。
自分はやっぱり、並走するリーダーでいたいと考えます。これは当時と同じです。1人で突っ走る、これは私の理想じゃない。
ただ、リーダーたるもの、本気でリカバリーできる為のリソースと技術を持っているべき。これはどんなに多くてもいい。
そして最後にチームを引っ張るのは熱量です。
どんなに施策を投じても、達成できない。
それでも、誰がどう見ても無理でも、その人だけは最後まで目標達成を諦めない(少なくともそう見せかける)、その熱量が、最後はメンバーを動かすんだと思います。
あの時、自分は最後までメンバーを信じていたか。
最後まで達成できると思っていたか。すべてのリソースをつぎ込んで真剣になったか。
そうじゃなかった。
そして、どんなリーダーでも、まず第一に技術が高いこと。背中で語れる要素があること。
これは絶対だと思います。そうじゃないと、リーダーである意味がない。
少なくとも並走するだけなら、副リーダーまでで十分。
方程式にするなら
技量 × 熱量 × リソース × 付加価値
技量は例えば営業ならCV数、契約数、エンジニアならコーディング力など。
熱量は目標や案件に対しての熱意・気合い
リソースは業務に割ける時間、体力。業務効率化も入る。
そこが暗黙的にできているのが大前提、
付加価値は自分の長所が入る。
これが、今の自分の考えるリーダー像です。
理想的すぎるかな。でも、今理想像がある。これは去年にはなかったことです。それだけでも、進歩。
答えを持っている、それだけで判断軸になります。
そんな自分は、最近理想のメンバー像もできました。
次に書きます。