今年の演奏会のこと
今日は、クリスマスですね🎄
昨日はイブなのに、夜遅くまで仕事だったわたし。
みなさんも平日で通常運転だったのではないでしょうか。
お休みまであと少しですね。
体調崩さずに、どうぞご無理のないように🍀
♫♫♫
さて、昨日お届けした『すみれの風』。
いかがでしたか？
わたしは何度も何度も合唱を聴いてしまって。
聴くたびに幸せに包まれて、素敵なプレゼントをもらった気分です🎁
去年初めて、自分で作った曲『すみれの風』を演奏会で弾きました。
すみれの風の音が天から降って来た時、頭の中にあった映像は、この演奏会のこのホール。
まさに、ここで弾いているイメージの時に頭の中で鳴った音を、実際に弾くという不思議な体験をしました。
昨年の演奏会で『また来年も楽しみにしています』と声をかけていただき、曲を作るきっかけをもらって…
今年はどうなったのでしょうか？
できることなら、自分の曲で出たい
その一心で、どうしたら曲が作れるのか
いつ音がどのようにしたら降ってくるのか
その時を待っていたら…
夏の終わりだったでしょうか。
久しぶりに、消えてしまいたくなるような
さみしさをこらえきれなくなっていた時
この気持ちを音に表せないか？
そう思って、ピアノの前に座りました。
その時の音がこちら↓
（音を拾っている段階の音源なので、お聞き苦しいところがあります。興味のある方だけどうぞ）
さみしくて辛くて…
でも、その音に包まれると、少しさみしさが和らぐような、そんな曲が書けたらいいのに。
そう思って、その後も何回か浮かんできた音を録音し、そのまま月日が経ちました。
♫♫♫
「そろそろ形にしないと」と思っていたら、あっという間に11月。
ようやく重い腰を上げて…
こんなふうに形にしてみました。
さみしいだけではなく、さみしい中に光を感じてもらいたくて、ところどころ（マイナーからメジャーに変えてるんだと思いますが）心救われるような音を入れています。
上の浮かんできたメロディと違うところは、その光の部分を足したところです。
夜更けは暗く静かで、誰もいなくて。
でも、水面は月の光か何かでキラキラ煌めいていたり、空は星が瞬いていたり。そんなイメージです。
朝になる前のまだ暗い時、眠れなくて人恋しくてさみしくて。そんな時に寄り添ってくれる曲にならないかな。
そう思うと、最後は眠ってほしくて。
心安らかに眠りについてほしいなと思い、「おやすみ」の言葉を音に乗せてみました。
誰かの夜のおともになってもらえるといいな。
誰かのさみしさに寄り添えるといいな。
そう願って曲を作りました。
♫♫♫
毎年、演奏会本番でライブ配信していましたが、今年は止めました。noteの皆さんの時間をそこに合わせてもらうのは申し訳ない気がして。
そんなわけで、上は当日の音源ではなく、家で録った音源です。
今回は、音が天から降ってくるのではなく、自分で考えて初めて曲にしてみました。
演奏会が終わって、すみれの風を編曲してくださった方とお話しする機会があり、今回の曲についても褒めていただいて。
がんばって作ってよかった
としみじみ思いました。
来年はどうしよう
野望は続きます。
もっと長く弾きたい
本能的な欲求として、「もっと長くグランドピアノに触れていたい」というあふれんばかりの思いがあります。
作曲した曲はまだ短く、2分で弾き終わってしまう。
もっと弾きたい あのホールで音を響かせたい
そのためには、もっと長い曲を作らねばなりません。
そもそも、音が響くような曲じゃないと響かせられません。
好きな曲には、必ず好きな部分があり、そこを弾く時の音の重なりや連なりに感動しながらいつも弾いています。
時に、鳥肌が立つほどなのですが、そんな音を自分が作るなんて…できる気がしない。
いや。でも弾きたい。
今度はちゃんと弾きたい。
合唱曲を作りたいという夢と、8分くらいの大作を作りたいという夢。
どちらも同時に叶えるのは難しそうですが…
ダメだったら、誰かの曲を弾きましょうか。
実は、当日も収録はしていました。↓
でも、何音か間違えて弾いてしまい…
せっかく聴いてもらうのなら、正しい音で聴いてもらいたいなと、家で録った音源を先に載せました。
記念館の音源はグランドピアノなので、また少し違った響きで、音は美しいですね。
この演奏会で大倉山記念館のことを知り、ひと色展の会場探しの時に思い出しました。
ひと色展の企画で投稿されていたお話がきっかけで作曲をし、その曲を演奏会で弾いたら翌年合唱曲として聴かせていただくことになりました。
小説のお話の中のようなことが、次々と連なって起こっていて、本当に夢のような不思議な出来事だなぁと思います。
ありがたいなぁ
この演奏会と知り合ったのも、ホームヘルパーの研修である方と一緒にベットメイキングをしたのがきっかけ。笑
その方が演奏会を主催している方だったというご縁。20年以上前のお話です。
昨年、その方に初めてnoteのことを伝えて、ひと色展に来ていただきました。
今回、掲載許可を取るにあたり、主催のご家族、高石ご夫妻、なつぞらのみなさまにもnoteのことをお伝えしました。
リアル世界では、家族も友だちもnoteのことを知りません。
音楽に向き合っていることも、バイクに乗って旅をし、文字にして綴っていることも知らない。
その中で、唯一知ってくださっている方たちが、ふんじゃったコンサートに関わるみなさまで本当によかったと思っています。
こんなふうに、少し世界が広がったことを伝えたくて、ここに記してみました。
今日も素敵な一日となりますように💐
メリークリスマス🎄