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21回目の記念日

やさしいピアノソロ ヒット曲ではじめる!
初心者ピアノ 〜バラード人気曲〜
3月9日 レミオロメン
作詞・作曲 藤巻亮太


この曲は
幼馴染の結婚式にと作られたもので

3月9日はサンキューの日で
この日に式を挙げたそう。


映画の卒業式のシーンで使われたから
卒業の歌として親しまれているらしい。

本当は、3月に弾きたかったけど…
この曲しか、今弾ける曲がなかった。。。


そんな結婚の歌に合わせて
昨年投稿できなかったnoteを投稿します。


今日書くお話は
ずっとわたしのnoteを
前から読んでくれていて

密かに心配している人に
安心してくださいねと
お伝えする話。


何も知らない人には
恥ずかしくて

知らなかったら
このnoteは閉じてくださいと
お願いしたいような気持ちの話。

離婚と結婚の話です。


 *   *   *


12月に結婚記念日が来た。
2000年に籍を入れたから21回目。

ミレニアムで区切りがよかったのは
偶然なんだけど。


その前の年の12月。
noteを見てみたら
何も書いてなかったけど

わたしは
娘が20歳になったら
離婚して
一人で暮らそうと思っていた。


5年くらい前から
考えてた。

子どもは育てないといけないから
成人するまではと思っていた。



一昨年、うつ病になってからは
消えてしまいたくて。

わたしがいると
迷惑をかけてしまうから。

「いなくなった方が…」って
神隠しにあって
みんなの記憶から消えたかった。



去年、一年かけて色々考えてみた。
彼が過ごしやすいように。


例えば土日
みんなで出かけるのを止めた。

彼が前日から
みんなの準備をしなくても済むように。

彼が行きたい時間に
自由に出かけられるように。


そうしたら、毎週
ピースと出かけるようになった。

ピースについていけるように
電動自転車も買ったから

林道を二人で
心ゆくまで楽しんで過ごすようになった。



わたしの荷物をリビングの床に
置きっぱなしにしないようにしてみた。

彼がいつでも
掃除機をかけやすいように。


食事と洗濯は
率先してやった。


掃除は
疲れてしまうので

気になった時だけだけど…
やるようにしてみた。



そうしたら

わたしが仕事の日は
夕飯を作ってくれるようになった。

娘の習い事に送りながら
買い物をしてきてくれるようになった。

リモートワークの合間に
家の掃除をしてくれるようになった。


最近は
「モタードを買おうかな。」と
バイクの話をするようになった。

手術前の最後のツーリングの時

「行きに海沿いを走ると
海がよく見えて景色がいいと思うよ。」

とルートのアドバイスまでしてくれた!



わたしは
テンポがゆっくりなので
家事が素早くできないんだけど

怪我で家事ができなかった時に
術後2週間で彼がキレて
「保険会社に家政婦頼めよ!」
って言った。

「手が遅くても
 わたしは役に立ってるんだ。」

その時、役に立ってることがわかって
実は嬉しかった。


それからは
ゆっくりでも
役に立てることがわかったから
ここにいる意味を感じられるようになった。



彼のいいところを
知り合った頃の気持ちを
思い出すようにしてみた。


伝えたことは必ず変わろうとするところ
自分で楽しみを見つけるところ


彼を尊敬していたことも
親友だと思っていたことも。


そんな一年を過ごしてきた。



21回目の記念日。

今は、子どもが巣立っても
彼と一緒にいようと思う。

縁あって一緒に住んでいる。
子どもも二人いる。

4人でワイワイ話すのは楽しい。
子どもの実家を、帰れる場所を残さねば。



今年は
サーキットに行きたいなぁ。

昔の皮つなぎを着られたから。

とりあえず一度
CBRで走ってみたい。

一人で行って怪我をしたら
帰って来られないから

一緒に来てほしいってお願いも
彼にできた。



怪我を治して
また、バイクに乗ろう。

消えてしまいたいと
思うのは止めよう。



今年の結婚記念日も
同じ気持ちで迎えられることを願って。



心配をしてくれていた人に
伝えたくて。


もう大丈夫だから。


今まで見守っていてくれて
本当にありがとう。





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