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リベンジツーリング 富士山五合目



2024.7.6(土)

富士山五合目にいる。
おもて富士と言われているところだ。

富士山には、いくつか登り口があり
その違いを知りたかった。

国土交通省関東地方整備局HPより


ここは、富士宮口と言うらしい。

富士山で初めて上ったところ。
昔、マスツーリングで来た。

あの時は、箱根から御殿場に抜けて
自衛隊の演習場を通り、ここに来た。

今は、太郎坊線という素敵な道を知り
そこから、富士山スカイラインに入る。



ここの五合目は一方通行で
駐車場が空いていないと
停まらずに降りてきてしまう。

今日は車が多いから
上はきっと停まれないだろう。

そう思い、手前の路肩に停めて
目の前のトイレに向かう。

チケット売り場と書いたプレハブが
建てられてあった。

今日は、気が済むまでいよう。

そう思い、やってきた。

いつも、次の目的地へ進むべく
通過点としてここに来ていたので
ゆっくり留まるということがなかったから。

上にトイレはない。
そして、ここは寒い。

寒いとすぐにお腹が痛くなる。
というわけで、トイレはある時に行く。


それにしても、チケットとは
何のチケットだろう。

ここにロープウェイなどはない。
お店もない。何もない。

富士スバルラインの五合目を思い出した。

観光地のような立派な建物と
たくさんの外国から来た人々。

今日は、ここも車は多いけど
明らかに様子が違う。

観光かそうじゃないか。

では、ここにいる人たちは
車で上ってきたくて来てるのか?

そこが不思議なまま、階段を上った。


少し長い階段を一歩ずつ踏み締めて上ると
上の駐車場に出た。

下を見る。

静岡側を見下ろす


今日は天気がいい。
爽やかな空気の中、先へと進む。


人が増えてくる。
観光だろうか。

久しぶりに登山口から少し登ってみた。

ここが登山口の入り口

続々と人が登って行く。
みんな、登山なのか。

もう少し上って、頂上をのぞいた。

頂上はこんな感じ

富士山の土は赤い。

赤い土が混ざる

だから、遠目で見た時に
富士山が赤く見えるのか。


降りてきて、一方通行を先に進む。

今回は、ゆっくり景色を堪能したい。

いつも遠慮して山側に停めて
縁石に腰掛けてバイク越しに
隠れて景色を見ていたけど
今回はバイクがない。

隠れるものがない。

それなら!と谷側の縁石を探してみた。

谷側の駐車場は
縁石を乗り越えると下の道路に
落ちてしまうほど傾斜のギリギリにある。

その縁石は腰掛けると
足元がなく断崖絶壁のところもあり
景色はよかったが
さすがに怖くて座れなかった。

少し進むと縁石の向こうに
土のある場所を発見。

これなら、座っても足をつくことができる。
景色も見える。

ここだ!
縁石に腰かけてみた。


目の前の景色。

西側 富士宮市や富士市の方向
東側 御殿場 箱根の方向

1人で初めて来た時
雲海が広がっていた。

当たり前に見ていたものが
いつも見られるわけではないことを実感する。

途中、雲を突っ切って来ないと
雲海は見えない。

今日はずっと視界がよかったから
今この景色を見ている。

それにしてもいつもは全く停まっていない
下の駐車場が満車なのに驚く。

みんな登山なのか?


すぐ隣の車が入れ替わり
赤い車が停まる。

中から出てきた人が
気さくに挨拶してくれる。

男性が先に。次に女性。

女の人が身支度を始めた。

聞くと、夏に他の山に登るための
トレーニングに来たそうだ。

話が弾む。

いつもは、バイクに隠れているので
旅先のこんなやり取りは久しぶりだ。

みんなつけている
雨よけ(砂よけでもあるらしい)の
ブーツカバーを一生懸命つけている。

登山用の備品は面白いなと思った。


『今日はいい天気でよかった!』

いつも天候不順で…と笑うその人の
素敵な笑顔を見ながら
一緒に登る人たちとのやり取りが心地よく
楽しい気持ちにさせてもらった。

今日はいい天気でよかった。

わたしも心の中でそうつぶやいて
目の前の景色を気が済むまで見ていた。

いい天気



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