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ひと色展@横浜を終えて


関東圏に呼びましょうか


ひと色展@横浜
全てはここから始まりました。


上の記事に貼っているgeekさんの記事。
ボーナストラック【ひと色展】

この中の収録音源
『RIDER'S MATERIAL ボーナストラック』

(聞きながら読めるように貼っちゃいます)


全てはこの音源のここから始まったんです。

9:43   geekさん「いいなぁ」
9:55   さち「行かないとってみんな書いて…」
10:00  geekさん「やっぱ作品は現地現物だな」
10:03  さち「関東圏に呼びましょうか」


この収録は、geekさんと初めて
リアルに会って録った時のもの。

わたしが金沢までバイクで行って
ひと色展を見てきたことを話す収録でした。
(長すぎて2本に分けてアップされてます。笑)

そのうちのボーナストラックの方。

金沢へのツーリングの話をした後
ひと色展の話になり、話していた日が
ちょうどひと色展@金沢の最終日で…

さらに話していた時間が
偶然、ひと色展が終わる16時!!

話しながら、2人で
金沢にいるアサミさんのことを思い

今、一人静かにギャラリーにいるのかな?

と思いを馳せていたのでした。


そんなgeekさんの『いいなぁ』の声に
関東でひと色展を開けたらいいなと
ふと思ったわたしの座右の銘は『有言実行』。

初めは妄想として考え始めましたが、笑
心の中では本気で開催するつもりでした。


ひと色展を開催するのは大変だったのか?


気持ちの行き違いや考え方の違いで
メンバー間でやり取りが上手くいかない時も
ありました。

でも、geekさんがいつも言ってくれていた

『みんなの気持ちが同じ方向を向くように』

この気持ちを忘れないように進めていました。


ひと色展の準備はとても楽しかったです。
学んだことはたくさんあります。

チームとして進めていく場合
いかに、一人一人が主体的に関われるか?

それが肝だと実感しました。

わたしは、リアル世界でも
イベントを開催することがあるので
とても勉強になりました。

進めていっていることを視覚化すること
《ガントチャート》に落とすとよくわかることも
geekさんに教えてもらいました。

これに各自が自由に書き込むと
進捗がわかるのが素晴らしいと思いました。

チームとして動く時
それぞれの得意分野や得意そうに見えることを
役割としてお願いすると
主体的に動いてくれることを知りました。

丸投げではないけれど任せる
という距離感を学びました。

自分の妄想を押し付けない
余計なことは言わない
困ったら助けてもらう
ということも学びました。

リアル世界もこんなに楽しく
準備できればいいのに。

わたしは、ひと色展で
チームでイベントを開催する術を
学んでいるのだと思うようになり

ひと色展とリアル世界の違いを
いつも分析しながら
リアル世界に落とし込んでいました。


もう一つは、ピアノのこと。

ひと色展会場はピアノのない会場を
探していた時期もあったのですが
大倉山記念館にすると決めた後

そうか。ピアノを弾くのはわたしなのか

と強い葛藤がありました。

わたしは、プロではなく

そんなわたしに何ができるのか?

ずっと考えていました。


結局、どこまでイメージできていたのか
定かではないのですが

初見で聴けるレベルにする

ということを目標に
イメージを広げていきました。


右手を痛めていることもあり
とにかく練習はできません。

弾く回数を減らすためにも
初見の精度を上げる必要がありました。

実際に楽譜を開いたら
すぐに弾き始める方がいいと思い

楽譜を最後まで見ることはせずに
譜面台に置いたらすぐに収録ボタンを押す
という形で録音を続けていました。


結果はどうだったか?

どの程度の音符の数なら
初見で弾けるかわかるようになりました。

知らない曲でも
初見で弾けるようになりました。

ひと色カフェに来てくださったお客様に
リクエストを尋ねることができるようになりました。

たった1人の誰かのために弾く

そのことが、思っている以上に
喜んでもらえることを知りました。


前にノーミスを狙って必死で練習していた頃
思っていたことがありました。

人がピアノを弾く意味は?
AIに勝つにはどうしたらいい?

ノーミスを突き詰めていくと
AIの作る音と変わらなくなるんじゃない?

そう思ってからは
AIと人間の違いを一生懸命考えました。

その結果、思い至ったのは

人は間違えるから人なんだ

ってこと。

間違えるから、テンポが揺らぐから
だから人らしくて
そこに味わいがあるのではないか?

そう思った時に

間違いはアレンジだ

と思うことに決めました。

その音をわざと弾いたんですよ。
オリジナルにはない音を。あえて。

と開き直ることにしました。

それでようやく胃の痛みが消え
ホッと肩の力を抜いて
ピアノを弾けるようになったのでした。


速い曲が弾けなければ
バラードを専門にすればいい。

和音が弾けないなら
初級者用の楽譜を(単音でいいから)
響きを大切にして弾けばいい。

そう思いながら
わたしにできること
わたしにしかできないことを
探してきました。

そう思っていたら、ひと色展で
ピアノのことを聞いてくれた人がいました。

こんなふうに工夫していると話したら
わたしもそれなら弾けそうと言ってくれました。

本当に嬉しかったです!

苦手意識があったピアノのトラウマが消えました
と言ってくれた人もいました。

もうピアノを弾くのを躊躇わなくていいと
楽しそうに一生懸命弾いてくれました。

おおぞらをとぶが弾きたい
と言ってくれた人もいました。

また歌いたいと言ってくれた人もいました。

わたし1人のために弾いてくれて幸せです
と言ってくれた人もいました。

リサイタルはしないんですか?
と聞いてくれた人もいました。


ひと色展でかけてもらった言葉は
かけがえのないものばかりでした。

ピアノのある会場を選んで
本当によかったと思いました。


アサミさん

『関東で個展をするなら、さちさんのピアノと
 一緒がいいな!!!!!』

とコメント欄に書いてくれてありがとう♡

そのおかげで、ピアノとともに
ひと色展に関わることができました。

ピアノを弾く上でも、学び多き一年でした。

この経験は、また
これからの道を照らしてくれる
きっかけになりそうです。

アサミさんは
わたしの道しるべのような人ですね。

青くんの絵本もストリートピアノも。

いつも本当にありがとう。

アサミさんがひと色カフェで
リクエストしてくれた曲をお礼に。


これでレポートを終わろうと思ったけれど
もう一つだけ記事を書こうと思います。

なかなか終わらないけど…笑
寂しくなるから終わりたくないのかな?


あと一つ。
よかったらお付き合いください。



「ひと色展@横浜」

🍂2023.9.27(水)~10.1(日)


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