ひと色展@横浜 ライブメイキング!!
昨日は、朝起きたら地面が濡れていました。
ひと色展@横浜が開催されていた先週は
金曜日にパラっと雨がぱらついただけで
会期中ずっとお天気に恵まれました。
本当によかったです。
対して昨日は、切って落としたように
夏が消え、秋に変わっていました。
日中は20℃を下回り
先週の暑さはどこか遠くに
行ってしまったかのようでした。
昨日、ライブレポートをお送りしましたが
ライブまでの道のりは遠く厳しいものでした。
初めはライブレポートとして
当日までの様子を綴っていたのですが
長くなりすぎたので 笑
メイキングとして分けました。
わたしのライブまでの奮闘レポートです。
よかったらお付き合いください^ ^
上の音源は、ライブで録音できなかった曲。
矢野顕子さんと忌野清志郎さんの『ひとつだけ』
うわの空さんに贈りたかった曲。
去年、一度チャレンジして諦めた曲なんです。
上の音源は、昨日録りました。
1週間ぶりでもう弾けなくなってましたが。笑
日が経つと、もっと弾けなくなるので。
記念に残しておきたくてがんばって弾きました。
9/27(水)、ひと色展初日に
『さちプライベートライブ』として
初日おつかれさま会が開かれました。
会場は大倉山記念館第10集会室。
憧れのグランドピアノがあるお部屋です。
ひと色展に音を寄せた方々が勢揃いするなら
『ひと色ライブ』とすればいいのでしょうが
出演はわたしとゲストのhirobot@neco2さん。
さて、どうするか?となり
ひと色展の準備から関わってるからという理由で
さちの名がライブ名に入ってしまったのでした。
初めは、hirobotさんと2人で音合わせするだけ
と言っていたはずなのに、プライベートライブ?
わたしの名前付き!?
そんな理由からライブ名が決まって
一気に緊張度が高まってしまったのです。
hirobotさんとのやり取りは4月に遡ります。
『何の曲やりますか?』
hirobotさんから曲の入っているURL先が
送られてきました。
どうしても当日弾いてほしい曲があり
そのリクエストをします。
一緒にやる曲がどんどん増えてきてしまい…
だんだん途方に暮れていきました。
なぜなら、どれも楽譜がないから。
わたしは耳コピが苦手なのです。
楽譜は本当はあったのかもしれません。
でも、なんとなく「自分で音を取らねば」と
使命感に燃えてしまったのです。
その後、5月が忙しすぎて何もできず
忙しかった反動で6月に
心の調子を崩してしまいます。
気持ちを切り替えてなんとか復調し
7月の頭にコロナにかかった時に
「今しかない!」と毎日必死で耳コピしました。
隔離されていたのでピアノは触れず
スマホ一つしか手元になかったのですが
そう感じて、熱が下がってから3日間。
毎日音源を聴きながら、楽譜を起こしました。
hirobotさんからリクエストがありました。
『こんちはさよなら』を
ピアノにあわせて歌いたいというリクエスト。
もちろん、手元に楽譜はありません。
と思っていたら、ピアノ音源が送られてきました。
hirobotさんが伴奏を考えてくれたのです。
素敵すぎて感動していたら
『これはあくまでもベースなので…』
とコメントが来ました。
これを元に、アレンジするという意味です。
一番苦手な耳コピ&アレンジ
アレンジなんてやったことないですから。
困ったまま、ベースを必死で耳コピします。
和音が聞き取れません。
「耳コピの練習だ!」と頑張りましたが、難しく
hirobotさんにコード譜をお願いしたら
前に送っていただいていたという失態。
コードを見てみますが、読めません。
コードが難しいんです。
A, Am, A7くらいは知っていたのですが
△とか13とか…
一つずつ、ネットで調べます。
その構成音を見ながら音源で鳴っている音を
手が届き、弾ける音で探していきます。
それでも聞き取れない箇所があり
最後は自動採譜の楽譜を送ってもらいました。
自動採譜の楽譜って笑っちゃうくらい
読みにくいんですよ。
『読みにくいですよ』と言われていたけど
実際見たら笑ってしまいました。
それでも、ありがたかった。
音符が書いてあるという素晴らしさを
まじまじと感じたのでした。
ようやく、自宅待機が解けて
日常生活を送れるようになった頃
話すと声が枯れてしまうようになりました。
喉の調子が変なのです。
喋るとかすれてくるし、咳が出るのです。
不安なまま、日々を過ごし
治った頃には8月に入っていました。
せっかく音取りした曲がキーが低くて
この喉では歌えないと判断して断念したり
本当に歌うの?と不安になってきて
歌う曲をどんどん減らしていったり。
1人、hirobotさんのお知り合いの方が
歌ってくれるという話になり
基本は歌わないというスタイルに変えたり
不安は少しでも減らそうとしていました。
夏休みに入り
仕事をなるべく休みにしていたので
色んなことが無くなり
ピアノの練習ができたはずなのに…
弾くと手が痛くなってしまうので
長く弾けない。
右手の親指が凝って
指先の力がなくなってくるのです。
もどかしいまま、日だけが過ぎていきます。
一曲だけ難しく、形にならない曲がありました。
それが、上の『ひとつだけ』。
なんとか形にしなければと焦り始めたのは
8月の終わり。
でも、音数の多いその曲を弾くと
手が痛くなってしまうのです。
2〜3回通して弾くと
両腕の外側の筋が痛くなってきます。
でも、練習が足りません。
9/10、大倉山記念館でオープンデイがあり
調子に乗って1時間弾いて
次の日、意外に平気だったので
家でもまた1時間弾いたら
手が痛くて弾けなくなってしまいました。
数日弾くのをやめても治らず
途方に暮れて鍼灸に行きました。
事情を話し、手を診てもらうと
『左肩の怪我から来てますね』
2年前にバイク事故で骨折した
鎖骨と肩甲骨のせいだったなんて。
元々、別で右手を痛めていて
そのために弾けなくなっていたのですが
事故の怪我までプラスされてるなんて。
ひとつだけをやめれば
他はなんとかなるかもしれない。
そう思いながら諦めきれずに
毎日10分だけ、ひとつだけを練習していました。
ようやく止まらずに弾けるようになり
9/16、初めて録音してみました。
その後、2度目、3度目と録り
hirobotさんに送ってみました。
『テンポをキープしてください。
音を減らしてコードだけでいいから』
そうアドバイスをいただきました。
でも、アレンジは苦手なんです。
楽譜通りにしか弾けないんです。
『左足でテンポを取ってみてください』
やると左足のふくらはぎがつってきます。
大体、両手で弾いて右足でペダル踏んでるのに
左足でテンポを取るなんて…
もう、どうしたらいいかわかりません。
そう思っても、どうしても
楽譜通りに弾こうとしてしまうのです。
曲にはその曲に合ったテンポがあります。
この曲はけっこう速い曲でした。
弾きたい速さでずっと弾けなかったのですが
ようやく速さが上がってきました。
止まらずに歌いたい速さで
弾けるようになったのは、ライブ1週間前。
でも、間違えずに弾ける気がしなくて…
心折れそうになっていました。
救ってもらったのは
アサミさんの娘さんからの感想。
プレイリストに気に入った曲があったと
アサミさんから連絡があったのです。
その言葉とアサミさんからの
「あまり追い込まれませんように」の言葉に
追い込まれていたことに気づきました。
ちょうど、hirobotさんに
「ひとつだけ やるの、やめましょうか」
と連絡したところでした。
アサミさんからのコメントを読んで
「もう少しがんばろう」と思えて
hirobotさんに再度連絡をしました。
本番でやるかどうかはリハで判断しましょう
ということになりました。
9/27(水)当日。
hirobotさんが会場に来ました。
歌ってくれるyukoさんと初めましてをします。
ひとつだけを合わせてみます。
テンポが合わず、上手くいきません。
でも、何回か合わせて
なんとか本番はやることになりました。
本番。
hirobotさんに助けられて
左手部分の伴奏をギターで足していただき
歌と合わせて弾き切ることができました。
歌とギターに、上手くピアノが合った時の
爽快感と言ったら!!
中学の部活で放課後いつも
みんなのリクエストに応えて
伴奏していたことを思い出しました。
1人では味わえない気持ち。
歌に集中して、呼吸を合わせていく感覚。
hirobotさんのオリジナル曲
こんちはさよならは、本番上手く弾けて
『さちさんのピアノ、ナイス!!』
とhirobotさんにお褒めの言葉をいただきました。
ひとつだけをうわちゃんさんに
プレゼントできてよかった♬
苦労あってこその達成感✨
ライブの素晴らしさを体いっぱいで体感した
初めてのリアルライブでした。
hirobotさん、yukoさん
本当にありがとうございました!!
「ひと色展@横浜」
🍂2023.9.27(水)~10.1(日)