自然か無痛か、母乳かミルクか
ちょっと真面目なはなし。
私はもし二人目が授かったら、
自然分娩ではなく無痛分娩で産もうと考えています。
私が産んだ産婦人科は無痛分娩は行っていませんでした。
帝王切開もなるだけ避けて、できるだけ自然分娩で産むという方針の産婦人科でした。
なので、2人目は無痛分娩を行っている病院で産むつもりです。
あの痛みを避けることができるのに、どうしてわざわざ痛い方法で産まなければならないのかすごく疑問に思います。
産んでからも痛みがつきまといます。
おしっこをするのも痛い、椅子に座るのも痛い。
アソコを何10匹ものハチが飛び回って、刺しまくる夢を見て飛び起きたこともあります。
自然分娩で産もうが無痛分娩で産もうがそれは人それぞれ。
どちらにもリスクはつきものだし、安易に考えてはいけないと思います。
ただ、無意味な自然分娩信仰に首をかしげてしまうのです。
「自然分娩で産んだ子はかわいい」とか、
「あの痛みに耐えてこそのお産だ」とか、
そういうのはナンセンスだと思うのです。
と同時に母乳信仰もいきすぎるとストレスになると思っています。
私は母乳があまり出なくて、1か月まで母乳とミルク混合でした。
(現在は2ヶ月で完全ミルクです)
出ないことに悩み、また母乳をあげた後でミルクをつくる面倒くささにも参っていました。
いっそのこと完全ミルクにしてしまおうかと思い、出産経験のある友達にそれを言うと
驚くべきことをその友達は言いました。
「母乳のほうがIQの高い子になるよ」
「母乳のほうが親孝行の子になるよ」
悪気があって言った言葉ではないとは思うのですが、相手がどう思うのかをを考えない、想像力のカケラもない言葉だな、と一瞬言葉を失いました。
母に相談すると、
「実はね、私も全く母乳が出ず、あなたが生まれた直後から完全ミルクだったのよ」
と意外な事実を言われました。
私はそれまで自分が母乳で育ったものだとばかり思っていたので、これを聞いて胸がスーっとしました。
ミルクでもいいんだ、と。
私が育ったのだからミルクでも大丈夫だ、と。
私はIQは高くないけれど、少なくとも親不孝ではないと思います。
出産も母乳も子育ても、人それぞれいろんな考え方があると思います。
どれが正解というのもないのだから、自然分娩でなくて引け目を感じていたり、母乳がでなくて困っていたりするお母さんがいれば、ぜひ、自分に自信を持って堂々として欲しいなと思ってやみません。
(2008年12月2日のブログより抜粋)
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