赤色が好きなので。
20年ぶりに髪の毛を赤く染めた。
前に染めたのは大学生の時。
ロングヘアを真っ青に染めた友人を見て
「ひょーー!なんてクールなんざんしょ!!」
と衝撃を受けたわたしは、
「あなたが青ならわたしは赤だ」
と美容院に駆け込んだ。
人に影響を受けやすいのは昔から変わってない。
当時、赤く染めてイキッていたら、高熱が出た。
そのあと、目や口が真っ赤に腫れ上がり、体中に湿疹が出来て倒れてしまった。いろんな検査をしても原因がわからず、結局2週間入院した。
仲間内では「あいつやべぇ病気にかかった」と噂されていたらしい。
ほんと、アレなんだったんだろう、、、
お岩さんみたいな顔になって、口の中まで腫れ上がって、ご飯を食べようにも米粒が刺さって痛かったのを覚えている。
熱が下がったらめっちゃ元気になって、暇でしょうがなくて、喫煙所に入り浸って他の入院患者さんと仲良くなった。
夜中にみんなで宅配ピザを頼んで食べたり、病院を抜け出してパチンコに連れて行ってもらったりした。なんか楽しかったのを覚えている。
さて、そんなわたしが40を超えて髪の毛を赤くした。今回は高熱は出ていない。
赤く染めて驚いたのが、見ず知らずの人に話しかけられることが多くなったことだ。
通っているジムで、、、
ちょっと入った服屋さんで、、、
美味しいコーヒーを入れてくれる喫茶店で、、、
話のキッカケになるんだろうね。
そうだとすると、キャッチーな外見を持つことは悪くない。
赤い髪で話しが弾むこともある。
昨日は踏切待ちで隣に並んだおばぁさんに「あなたの髪の色いいわねぇ。どこの美容室?」と聞かれて、電車が通過する間、ちょっとした地域交流をすることができた。
それとは対照的に昔からの友達には赤髪はあまり評判が良くない。
「どしたん、その頭」とちょっとニヤッとされながら聞かれる。この年で髪の毛赤にするとか
「あいつやべぇやつだ」と思われているのだろう。
でも、なんだか違う自分になったようで気分がいいので、しばらく赤髪を続けてみようと思っている。あと、誰かわたしに影響を受けて、青髪にしないかなとも思っている。
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