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リレーフォーライフ2023 御茶ノ水 振り返り // キセキ28
こんにちは。
幸紗チサ(さちさちさ)です。ご訪問ありがとうございます!
この記事は、こちらのマガジンの記事です。
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気づいたら大晦日! 今年も本当にあっという間でしたね。激動の1年で、もはや記憶もあいまいな幸紗です😅 皆様はどんな1年だったしょうか。
さて今年の10月に、御茶ノ水にある東京医科歯科大学の構内で開催された、リレー・フォー・ライフというがん啓発イベントに参加してきました。今年最後の記事は、その様子を振り返りつつレポートしたいと思います。
この記事の内容は、イベントに参加した私個人の感想であり、団体や組織を代表するものではありませんので、予めご了承ください。
では、どうぞ!
リレー・フォー・ライフ・ジャパン 2023 東京御茶ノ水
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開催日時 : 2023年10月7日(土) 12:00 ~ 8日(日) 12:00
会場 : 東京医科歯科大学「知と癒しの庭」
「がん患者は24時間、がんと向き合っている」
リレー・フォー・ライフ(RFL)とは、がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧をめざすチャリティー活動です。全国各地で行うイベントで、御茶ノ水では24時間通して行いました。
がんとの闘いも、24時間続きます。RFLの24時間には、イベント中の限られた24時間だけでもたくさんの仲間を一緒に過ごし、がんと闘う人の希望となるように、という思いが込められています。
日中から夕方にかけては講演会や座談会など、夜はルミナリエセレモニーを行いました。そして、参加者の皆様がそれぞれのフラグを掲げ、トラック上を歩くウォークは、RFLの定番です!
公式ホームページは、こちらです。
次に、イベント会場や雰囲気などをお伝えします👍✨
イベントの様子
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イベント会場の東京医科歯科大学です。「知と癒しの庭」は、左の建物(立体駐車場)の上にあります。
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これが知と癒しの庭です。ウォークはここで開催されました。
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駐車場の上とは思えないほど緑豊か! なんとスイカも生えていました🍉
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お庭の向いには、講演会場があります。その後ろは、M&Dタワーです。
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M&Dタワー内部では、さまざまなショップや催しものが開催されていました。こちらは、ショップで購入したドーナツとコーヒーのセット。モチっとしていて美味しかったです😋
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私の所属するNPO法人「がん患者団体支援機構」が主催する患者サロン会場も、いちばん奥に。
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こんな感じの開放的なスペースで、3時間たっぷりとお話しました!
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RFJのバンダナとブレスレットです。バンダナのデザインは毎年変わります。ピアサポートのチラシと一緒に😊
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サロンが終わったときには、すでに夕暮れ時でした。ルミナリエ点灯!ルミナリエとは、皆さまの想いが書かれた紙袋に、キャンドルライトを入れたものです。
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夜に映えるルミナリエです。風が強く、煽られています!
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イベントの合間に開催された、ちっちさんの紙芝居です。とても表現豊かな語りに、レトロな世界へ引き込まれていきました😊
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紙芝居が終わったら、鈴木章夫講堂でルミナリエセレモニーです。
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ステージの上には、エンプティテーブルとそれぞれの想いを書き記したルミナリエが置かれていました。このテーブルは、がんのため今日この場に来れなかった方々のお席なのです。私もがん撲滅への一助となれるよう、そっと黙祷を捧げました。
ルミナリエセレモニーをもって、本日のイベントは一区切り。夜通し続きますが、私は一旦帰宅しました。
そして、翌日朝から正午にかけてもイベントは続きます!
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チーム対抗ものまねゲーム! お題に対し、チームメンバーのうち1名がものまねを行います。そして、他メンバーが何をやっているのか当て、制限時間内にどれだけクリアしたか競うものです。私の乏しい表現力によるチームの順位は、お察しください🤣
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最後にラストウォークで、イベントは終了! 皆さま、お疲れさまでした😃
さて、次に私の独断と偏見で、サバイバーズトークより1件ピックアップさせていただきたいと思います。
サバイバーズトークより
髙野 正さん「戦う先生&小児がんサバイバー ~世界への挑戦~」
2023年10月8日(日)10:00~11:00
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戦う先生&小児がんサバイバーの髙野 正さんは、小学校の先生でありパラクライミング日本代表としても活躍されています。そして13歳の時に、ユーイング肉腫に罹患された、サバイバーさんでもあります。
がんに罹った当初、髙野さんは自分の脚を残すか、切断するかという究極の選択をすることになりました。その当初は、後者のほうが生存率は高かったそうです。しかし、髙野さんはご自身の意思で脚を残す選択をされ、奇跡的にがんに打ち勝つことができました。そして残りの人生を「一生懸命に生きよう!!」と心に誓ったとのことです。
しかしながら、治療後にこれまでと同じ生活ができたわけではありませんでした。左下肢機能障害という後遺症が残り、左脚の膝から下をほとんど使うことができない状態となってしまいました。今までできていたことができなくなってしまったことは、とても大きなショックだったことでしょう。
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そんな髙野さんが高校時代に出逢ったのが、クライミングでした。なんと、上半身を使って片足で登っている人もいるそうなんです! たとえ障害をもっていても、自分が思っていたよりも大きな可能性を、髙野さんはこのとき感じられたとのことです。「できないことをできるようにする!」…どんなことも前向きに捉える、その心構えに私は心を打たれました。
そして、時は進み大学時代へ。髙野さんはフィリピンのスラム街でのボランティアへ参加されました。このとき、一生懸命に生きる子供たちと関わる中、さまざまな部分で子供と接する一番大切な時期を一緒に過ごしたいと思うようになり、小学校の教師を志されたそうです。
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そして、教師となった髙野さんは、ただ「頑張れ」と口だけで子供たちへ言っても、それだけでは説得力に欠けるのでは? と思われたそうです。自分の頑張る姿を見せてこそ、一生懸命生きることの素晴らしさを伝えられる! という信念を胸に、髙野さんは激務の合間を縫って練習に励まれました。そして、ついにパラクライミング日本代表になることができたのです!
日本代表になるのは素晴らしいことですが、世界には強者がまだまだ大勢います。そう、次は世界を目指されているのです。こうして常に目標や夢を持ち、それに向けて前向きに考えて行動することで自身も成長し、世界も広まります。
アスリートと教師の仕事の両立は、想像をはるかに超えるハードな生活だと思います。でも、パラクライミングの素晴らしさを多くの人へ伝えていくことで、一人でも多くの人へ夢や希望を届けていきたい。そして教育の場にも新しい道を作っていきたい、と髙野さんは仰っていました。
一度限りの人生を、一生懸命に生きる。髙野さんの素晴らしい信念に感銘を受けたご講演でした。
感想
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髙野さんのご講演は、いまを懸命に生きる命の力強さと、明日を生きる勇気をいただくことのできるお話でした。
髙野さんがまだ若干10代前半でがんの経験をされたとき、「脚を残すか、切断するか?」という選択についてお話があり、髙野さんはご自身の意思で脚を残すご決断をされました。
自分の人生は、あくまで自分のものなのです。なので、自分のことは自分で考えて決める「意思決定」ことが、今後の人生も自分らしく生き抜くために重要なのだと私は思いました。また、ご本人の決断を尊重してくれた周囲の方々の理解も素晴らしいな、と私は感じました。だからこそ「一生懸命に生きよう」という気持ちが湧き出たのかもしれない、と自らのがん経験を振り返って感じたのです。
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そして、できないことをできるようにする! これも人生を自分らしく生き抜くために、非常に大切な視点だと思います。片脚が不自由ではあるが、それでもできることはたくさんある。そして、その人にしかない強みに変えていく。教師のお仕事の合間を縫ってクライミングを継続し、日本代表まで昇りつめたその実績は、多くの人に勇気と希望を与えたことでしょう。
誰かへ生きる勇気を届けたい! という信念を貫くにも、多くの壁を乗り越えていかなければならないものです。私も常日頃から、そう実感しています。しかし、それらをしっかりと乗り越え、活動を継続されている方もいらっしゃるのです。私はそのような髙野さんの姿に、とても感銘を受けました。
素晴らしいご講演をありがとうございました。
最後に
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いかがだったでしょうか。今回のイベントは、多くのがん経験者と医療関係者の方と触れ合う貴重な機会でした。
今回さまざまな方とお話した中で、「人は試練を乗り越えるごとに強くなる」という発言もあり、その言葉が胸に響きました。
そういえば、私も「叩かれて叩かれるほどに、鋼のように強くなるんだ! 生きてる限りチャンスはあるよ👌」という言葉をいただいたことがあります。もちろん、そのときは「もう勘弁してくれよ~😭💦」とメゲてしまいそうにも。。でも、信念を貫くというのは、そういうことなのかもしれません。この経験があってこそ今があるんだ! と思える日がきっと来るのだと信じています。
今年も一年ありがとうございました🐰💕 これからも誰かの勇気になれるよう、気持ちを込めて記事を書いていきたいと思います。
来年もよろしくお願いします🐲
今日の音楽
Mrs. GREEN APPLE - ダンスホール
ウォーク中に流れてきたBGMの素敵な一曲。そして偶然にも紅白にこの曲が!これは幸先良いっ🌞✨
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