私が独立をしようと決めたきっかけ
セラピストというお仕事をしていると、独立をしたいとか、自分のサロンを持ちたいという夢は誰でも一度は描くのではないのでしょうか。
私はたくさんのセラピストとかエステティシャンとか柔整師の方とお会いしてきましたが、そんな夢の話になることは少なくありません。
もちろん私もそのうちの一人でした。
サロン勤務していたころから、「いつかはこの店を辞めて自分のサロンを持つ」と胸の内に秘めてたものです。
きっかけその①お給料
セラピスト業界の勤務形態というのは、正社員として雇われることは少なく、業務委託として歩合給を頂く形態の方が多いように思います。
実際、私はどちらの雇用形態でも働いたことがありますが、ある程度のお客さんが来てくれるお店でしたら1ヶ月の給料を比べると業務委託の方がお給料は高かったです。
(正社員のメリットは置いといて・・・)
私の勤めていたお店は、売上の42%バックに加え、指名料+1000円でした。
売上は月に50万円以上でしたし、指名もそこそこ頂いていたので合わせると月に30万円近くの月もありました。
正社員で働いてた時は15万いくか、いかないか・・・だったかな。
それに比べるともらえてた方だとは思います。
だけど、残りの20万以上はお店のものになるわけです。
もちろん、家賃とか広告費とか備品代とかもろもろ経費が掛かることは承知ですが、同じ経費がかかるなら自分の好きなようにお店をつくって、そこでお仕事したい!と日に日に思うようになってきたのです。
先日、元AKBの川崎希さんもテレビで言ってましたが、仕事をして取り分が50:50は嫌だ。9割欲しい!と。
めっちゃこの考え方わかるー!
きっかけその②東日本大震災
そんなことも思っていたある日、東日本大震災を迎えました。
もちろんお仕事はしばらく休業。
いつからこの非日常が日常になっていくのか分からない現状でしたが、やりたいことをやらずに日々送るよりは、明日何が起こるか分からない現実なんだからと、震災をきっかけに夢に見てた独立にむけて一歩踏み出すのでした。
今思うと、あの日がなければいまもダラダラと雇われてたかもしれないし、まったく違う業界へ転職していただろう。と思います。
きっかけその③友達の妊娠
友達の妊娠も大きなきっかけになりました。
友達が妊娠した時に、すごく浮腫んでる脚をみてセラピストとして何もしてあげられなかった現実。
当時は妊婦さんに触れることすら怖かったですし、今から10年前は妊婦さんを受け入れてくれるサロンは全然ありませんでした。
だから、独立をしたときには「妊婦さん向けのメニュー」を取り入れようという具体的な構想が出来上がりつつありました。
おかげでその後10年間妊婦さんにも喜んでもらえるサロンを継続していられています。
その他にも、雇われている身分だと店側や経営者の理不尽なことに多々遭遇します。
それは、なんのお仕事もそうかもしれません。
そうゆう場面を重ねていく度に、自分の理想のサロンが頭の中で完成されていったのでした。