はたらくことに頑張りすぎて子宮頚部高度異形成になった時のはなし①
こんにちはChiiです。この冬~春にかけて子宮頚部高度異形成(CIH3,HISL)という病気(めっちゃ簡単に言うと子宮頸がんの一歩手前の症状)にかかり、2020年の5月16日に子宮頚部レーザー蒸散術という手術を受けてきました。この病気は、免疫力が大きく関係をしているので1回手術をしたからと言って完治するものではなく再発率が30%ある病気です。
もしかしたらこのnoteを開いてくれた方は、今まさに診断をされてこの病気のことについて詳しく調べている方かもしれません。自分自身のこの体験が誰かの役に立てると思うので、どういう病気で、どういう治療をしてきたのかを書ければと思っています。
また、頑張って働いている女性の方、この病気は軽度~高度までレベルはありますが、誰しもがもっているウイルスで、かかる病気です。少しでも体が変だなと思ったら、自分自身を癒したり休息をとって、自分の健康を守ってほしいと願っています。
◆その当時の私の働き方
新入社員で入社をした人材会社でしたが、初年度から4年目までは名古屋配属で法人営業をしていました。3年前に自分自身がやりたいと思っていたキャリアコンサルタント・アドバイザーの仕事をするために社内異動制度を使って異動をしました。
名古屋から東京に移動、仕事内容も法人から個人へと全くかわりまさに生活の環境も仕事の環境も変わった状況でした。
またキャリアコンサルタントは人気のある職業ではありますが、実はすごく個人事業主的な所もあり、かなり業務が個人に寄っています。繁忙期は1日6人のカウンセリングをし、200人近い学生を抱え、面接対策から、キャリア相談、添削まで一人で行います。(会社によって違いはあるかもですが・・)
朝は9時から21時まで働くことが当たり前の世界で、相手に合わせた対応でもちろんやりがいも感じていましたが、環境の変化、仕事の変化、高い目標、激務で、疲れがとれずダルさで土日はほぼ寝て終わる…みたいな生活をしていました。
◆子宮頸部高度異形成ってどんな病気?
まず初期の場合自覚症状はほぼありません。健康診断の子宮頸部の診断によってみるかることがほとんどです。私も25歳から毎年受けていた婦人科診断で、去年までは全く異常がなかったにも関わらず今年急に検査で高度の発見がされました。
この異常はセックスによって感染をする<HPV>というウイルスが発生に深くかかわっています。HPV自体は性経験のある成人女性はほとんどの人が生涯に一度は感染をするといわれており、ごく当たり前にありふれたウイルスです。(注意:自分自身が悪いわけでもないし、パートナーが悪いわけでもないです。決して性感染病ではありません。)
通常であれば、異物を排除するために「免疫」によって排除をされますが、疲れていたり、生活習慣の乱れ、喫煙、ストレス、また年齢などで免疫が下がっているとこの病気が異形成として発症がすることがあります。私はまさに、仕事や環境の変化によるストレスから免疫が下がって排除ができなくなってしまったんだと思います。
異形成のレベルには全部で3つあり、【HPV感染】→【CIN1(軽度異形成)】→【CNI2(中度異形成)】→【CNI3(高度異形成)】→【子宮頸がん】と進行をしていきます。(※ちなみに感染からCINレベルへの移行者は10%と言われており、また感染から癌への発症は0.15%と言われています。)
またこの進行も中度から軽度へなど、戻る進行もあり、さらにこの進行も急に進行をするものではありません。
さらにこのHPVの中でも、100種類以上「型」が存在しており、子宮頸がんの原因となる方は「16・18・31・33・35・52・58」と実は15種類ほどしかなく限られています。(特に日本人は16型と18型が多いといわれています)私はこの中の52型でした。
この型以外であれば、手術を受けずに普段の生活サイクルの見直しや働き方の見直しをすることで、経過を観察する方も大勢いらっしゃいますし、この原因につながる型を持っている方でも経過を観察する方もいます。私みたいに、こういう不安なものを体に残して仕事をすることに不安がある方はとっちゃう選択をする人ももちろんいます(笑)なので、中度や高度と診断をされても、まずはどういう型を所持しているのかをまずは調べて(クリニックで案内をされますのでご安心くださいね)みることが大事です。
次の記事で、本格的に検査~手術へ踏み切った内容までをまとめています。読んでいただいてありがとうございました。