人生感じるクラフトビール
🍺NECとCOEDOと小学館がコラボでできたビール『人生醸造Craft』
「CanCam」とか「Oggi」などの雑誌の過去40年分をAIに読み込ませる。各世代が20代だったころのトレンドや思い出とともに現在の趣向を分析。
その分析結果から各世代をイメージしたビールをCOEDOが醸造した。それが「人生醸造Craft」という人生感じるクラフトビール。
食品とテクノロジーがかけ合わさった、ちょっと近未来的な面白さが秘められたビール。7月にセカンドロットを予約して9月末にようやく我が家へやってきた。
20代~50代の人生を表現しているテクノロジーから醸し出される近未来感と、各年代の思い出を閉じ込めたエモ感もあって・・・情緒があるような、ないような。
アラフォー、少し人生振り返りながら飲んでみました♡
🍺最初の1杯目、20代ビール。
あまず~~~~~っぱい。恋も仕事も頑張るんだもん!!という声が聞こえてきそう(笑)
男性というよりも、断然女性的なビール。爽やかにごくごく飲めて、さらりとした喉ごし。勢いよく胃にしまわれていく。若いからこその勢いみたいなのを彷彿してしまうビール。
🍺二杯目は30代でしょ。
おっと。急に強めのビール感でてきたぞ。色も意味深・・・?(笑)爽やかさを感じるが、すぐに苦味が追ってくる。「The・日本ビール」という感じ。
仕事でもプライベートでも責任とか出てきちゃって、20代みたいなイケイケドンドンでもないし。という人生に苦味が出てきたゾ。というのをイメージ。
🍺3杯目の40代。
・・・複雑度ましたぞ(笑)。少しウィスキーのような表情もある。気持ちのユレがビールに出ちゃってる!と、思いたくなるビール。
複雑なのに苦味・甘み・酸味のバランスが整っている。
このビール、、、私の気持ちも表してくれているような気がしてしまった。「若いとは思っていないけど、老けてるとも思いたくないし思われたくない!!」みたいな。アラフォーの私にとっては、どこか頷いてしまいたくなるお味。
🍺最後の締めは50代でしょ。
深夜ビールにピッタリなお味。甘いものとペアリングしたくなるような味わい。
アルコール度数も8%とやや高め。苦いのと甘いのが共存しているのにケンカしていない。のどごしや柔らかいからか、スルーと滑らかに喉を通ってしまうドリンカブルな一面もある。
喉越し優しいけど、飲んだ後の酔ってしまう感じ。淑女のしっとりした感じを味わっているようなビール。
こんなレディになりたいな・・・と感じてしまうビール。
🍺人生感じたクラフトビール
実験的な試みだったためか、実はもう手に入らない「人生醸造Craft」。
ぶっちゃけ、味をAI分析で導出するという試みは、なんか人間味ない感じがして味については懐疑的だった。けれども、この「人生醸造Craft」は、自分が通ってきた道、自分が歩いている道、自分が行こうとしている道、それぞれに思いを馳せることができ、全部美味しく感慨深かった。
ビールの飲みつつ過去の自分を見つめて内省し、次のステップに進むための目標みたいなのもフンワリできたりした。
とっても、奥深い「人生醸造Craft」でした。
また、こんなビールに出会いたいな。
Oggiでも記事出してます!!(https://oggi.jp/6334258)