食べることについて
わたしは小学生高学年の頃まで鶏の唐揚げとは、スーパーで売られている冷凍の物しかないと思っていました。
「今日のお弁当、手作りの唐揚げなの!」
ってゆう友達の言葉に衝撃を受けたことを覚えています。
え!唐揚げって作れるの?!
なんで鶏の唐揚げは冷凍の物しかないと信じていたのか?
親に作ってもらったことがなかったからです。
小さい頃におばあちゃん家に遊びに行くと、豪華な手料理が出てきた覚えがあります。
だからお母さんはあまり料理しなくなったのかな…
いわゆる我が家の味とか、我が家の定番料理とか、ないです。
あとあと、学生の頃約10か月アメリカに住んでいたんですけど、
その10か月間で8キロ太りました。
何が言いたいかというと、あまり食に対してのこだわりがなかったんです。
あるものを食べる、食べたいものを食べる、って感じでした。
でも、とあるベンチャーの会社での出会いが、私の食に対する考え方をめちゃめちゃ変えてくれました。
学生の頃その会社でイベントを作ることになり、毎日朝から晩までその会社やイベント会場にいりびたりました。
その会社が、創業期から大切にしている習慣があります。
「みんなで手作りのお昼ご飯を一緒に食べること」
です。
ご飯を作ってくれる担当のダイニングチームがいます。
ダイニングチームがつくるご飯、材料にこだわって愛情たっぷりのご飯を、どんなに仕事に追われていても、お昼ごはんの時間になったら、ちゃんとみんなで集まります。
いただきますをして、食べることをすごく大切にしていたのです。
わたしが一番好きだった献立はおいなりさんかなあ。
忙しい社員みんなのために、簡単に食べられる、栄養を考えて作られたおいなりさん。
今まで酢飯だけの、スーパーで売ってるおいなりさんしか食べたことなかったのですが。
ダイニングチームがつくってくれるおいなりさんは、ひじき、とうもろこし、枝豆、などなど具材のたくさん入った、少し甘めのおいなりさんです。
炊き立てのお米にお酢を混ぜて一気にまぜるのはもう見てるだけで腕が疲れてきました。
それを、たった3人のダイニングチームが、社員約70人分、多いときは私の様な学生の分もつくってくれていました。
このダイニングチームの方々の愛情がはんぱないんです。
例えば、疲れていたり、食欲がないとき、ご飯を食べないことなんてけっこう普通なことだと思っていました。
あるとき、とても辛い出来事があって、その日のお昼ご飯を食べたくないと思ったときにダイニングチームの方から届いたメールを今でもすごく覚えています。
「どんなに辛くても、食欲がなくても、みんなで一緒にご飯を食べるの。
今日はマリコがひじきを煮てくれているよ。」
あ、辛い時こそ、こうやって一緒にご飯を食べるのかあって、なんかすごく響いたんですよね。
その時の辛さ、痛みとか、食事とか、一緒にそのご飯を食べたメンバーのこととか、その時の空気感とか。
そうゆうの全部が自分をつくってくれているのだと、ここでのご飯が気づかせてくれた気がします。
それから、食事に対する感覚がかわりました。
自分の為に、大切な人のために、ちゃんと食べることを大切にしようって思うようになりました。
この会社に関わるようになったのはアメリカから帰国してすぐのことだったのですが、アメリカで8キロ増えた体重は、なんと2ヶ月で7キロなくなりました。
運動は一切していません。笑
おわり