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台湾のランタン祭(平渓天燈節)でランタンを上げてきた話
2024年2月17日(土)に、台北近郊の平渓天燈節(ランタンフェスティバル)に遊びに行ってきました。
実はこれ目当てで旅行の日程を決めたわけではなく、調べていくにつれ「台湾に行く日にどうやらちょうどランタン祭があるらしい…?」ということが判明したため、行くことになったのです。
ランタンを上げるまでに、意外と情報を集めるのに苦戦したので、私たちなりの体験談と、下調べしたことを書き記しておこうと思います。
まずは…平渓天燈節は二回開催、会場も別
当初は「台湾のランタン=十分」という先入観があり、十分で開催されるものとばかり思っていたのですが、2/17:平渓会場、2/24:十分会場の二会場開催だったことが分かりました。某旅行会社のHPのイベント紹介(去年のもの)でも「十分で開催」というような書かれ方をしていたりもして、日程によって会場が違うということにたどり着くのも時間がかかりました(ちなみに2023年は十分が先で平渓が後だったよう)。
そしてこの二会場は近郊ではあるものの、とても歩けるような距離ではないので、電車で行くには注意が必要です(鉄道平渓線で三駅の距離)。
今回は平渓会場のルポになります!
※さらに、全国的なランタンフェスティバルは毎年場所を変えて開催されるようで、今年の会場は台南の方だそうです。
動物園駅からシャトルバスで会場へ
今回はランタン打ち上げに参加したいので、10時半から会場で配布される整理券をゲットするべく、朝から平渓へ向かいます。
台北中心部から少し離れた、MRTの動物園駅からは会場行きのシャトルバスが出ているので、朝9時の始発をねらいます。駅から案内がいくつか立っているので、バス乗り場まで迷わず着けました。
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写真左列は立って乗ってもいい人、右列は座りたい人用の列。40分程乗るので、絶対座りたい。(皆そうだったみたい)
私たちは8時半ごろに現場に着きましたが、嬉しいことに、9時を待たずにバスが出発してくれました。ありがたい!
道中は山道なので、酔い止めは必須です。
整理券の列に並ぶ
渋滞もなく9時半頃会場のバス停に到着。会場までは少し(5分くらいだったかな?)歩きます。
整理券の列は二つに分かれていて、全九回の打ち上げのうち第一・七・八回の列、二〜六回の列があり、後者が人気ですでに長蛇の列ができていました。(回分けはうろ覚えなんですが、撮っていた写真を見るに多分この分け方だったはず?)
途中スタッフの方が、第一・七・八回の列なら確実に整理券を取れるので列を移ることをお勧めするよ〜とみんなに声掛けをしていました。
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パンダのお姉さんが持っているのが打ち上げのタイムスケジュール。
結果的には、ニ〜六回の列に並んだまま、10時45分ごろに第六回の整理券をゲットできました。
(どうやら第六回しか残っていなかったみたいで、結構ギリギリだったかも!)
平渓駅まで歩いてみる
19時50分開始の整理券を手に入れた我々。集合時間の19時5分までどうするか話し合った結果、電車で九份方面(駅は瑞芳駅)まで行ってみることにしました。先ほどのバス停とは逆方向に10分ちょいほど歩くと、趣深すぎる平渓駅が現れました。
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平渓線は一時間に一本程なので、駅に向かう前に電車の時間を調べておきました。私は今回NAVITIME transitというアプリを入れていったのですが、台北市内でもこの辺りでも大活躍してくれました。
途中線路と街並みが近すぎる十分駅が車窓から見えるのも、楽しかったです。
今度は瑞芳からシャトルバスに乗ってみる
九份観光を終えて、シャトルバスのもう一方のルートで平渓へ戻ることにしました。シャトルバスが出ているのは、九份の最寄駅でもある瑞芳駅駅前。
写真は撮っていないのですが、動物園駅の乗り場よりもめちゃくちゃ駅前でした。そしてこちらのルートのおすすめポイントは、車酔いしにくい道なこと。
夕方でしたが特に混雑することもなく、こちらも約40分で会場近くのバス停に到着です。
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バス停は動物園駅のルートとこちらでは発着の場所が異なります。位置関係的には、動物園ルートバス停→会場→平渓駅→瑞芳駅ルートバス停、といった感じ。こちらのバス停は平渓駅からさらに徒歩5分くらいといったところだったでしょうか。
平渓駅を通り過ぎ、平渓老街(旧市街)を散策しながら会場へ向かいます。会場は平渓國中(中学校)です。
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平渓老街は、線路脇の露店で買ったランタンでランタン上げ体験をしてる人で賑わっていました。これは普段からできるやつだと思います。暗くなりかけていたのでこれもなかなか綺麗で、みんな楽しそうでほっこりする光景でした。
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会場近くには仮設トイレもありましたが、私が利用したときはかなりアレでしたので、綺麗好きな方にはあまりおすすめできません!
ついに会場へ
第一回目の打ち上げの頃に会場に到着したので、外から見られるかな〜?とワクワクしていたら、これがなかなか始まらない。じりじりしながら歩いていると、10分遅れくらいで最初の打ち上げが始まりました。
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…遠い!!もっと近くで見たい!!と思い、次の回を目指して会場入りします。
会場内はとにかく人が多い…!なかなか進むこともできない…!そして雨も降っていて、さらに打ち上げと打ち上げの間の来賓挨拶が永遠に終わらなくて時間がおしていて、自分たちの回の集合時間に果たして間に合うのか…!?とフラストレーションもたまりつつ…
なんとか見れた!
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(写真左上で来賓の方々があげた特大ランタンがバランスを崩してさかさまになって燃えています。ドンマイ!)
鑑賞後は早足で会場入り口へ舞い戻り、整理券を持っている人用の入り口に入ります。しばらく待機した後、校庭の脇を通って体育館に入り整理券にある番号のところに並ぶよう指示されます。
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ついに打ち上げの時
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打ち上げ場所に誘導されてからは正直あっという間…!1チームに一人スタッフさんがサポートに入ってくれます。一面に一人ずつ願い事を書きます。ふにゃふにゃしているため、周りに押さえてもらっていても、非常に書きづらい!かなり時間がないので、何を書くか事前に決めておいてよかったです。
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ついに打ち上げの時…!
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他の方たちが上げているのを少し離れたところから見るのとは、全く違う光景でした。だんだんとのぼっていく姿を真下から見届けるのは、少し儚い感じがして、なんだか胸がいっぱいになる体験でした。
あっという間でしたが、ずっと眺めていたくなる景色でした。
シャトルバスで帰路につく
帰りは朝と同じ、動物園駅ルートで帰ることにしました。
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親切にしてくれたスタッフの皆さん、本当にお世話になりました!最後まで笑顔でお見送りしてくださいました。
仕組みは最後までよくわからなかったのですが、帰りのバス代はなぜかタダです。
自力で行くのも全然アリな平渓天燈節
ランタン上げも含めた現地ツアーは私が見たときは軒並み完売で、台湾に詳しくない自分たちが自力で行くのは難しいのかなあと思っていたのですが、情報さえあれば整理券を取るのはさほど難しくないことが分かりました!
ちなみにシャトルバスで行くよりも早く着きたいのであれば、電車でも全然問題なく行けると思います。
以上2024平渓天燈節(平渓会場)の私情たっぷりの覚書でした。
見るだけではもったいないので、来年以降整理券をゲットしてランタンフェスティバルに参加してみてはいかがでしょうか。
平渓天燈節公式サイト↓
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written by saccccco
旅慣れていないけど旅が好き。
体力は僅少。