1115㎞一人歩き四国遍路の旅8日目
2017年4月17日(曇→雨・夜は大雨)
徳島県最後の札所23番薬王寺を目指します。
大雨予報で23番薬王寺まで
皆さんが寝ている中、5時15分善根宿きくやを出発しました。30分程で番外霊場 月夜御水庵(本尊:薬師如来=伝弘法大師作)に到着します。腹ごしらえします。
県道を2㎞程下ると福井川を越えて国道55号線に出ました。直ぐ鉦打トンネルとなり抜けると釘打のへんろ小屋がありました。
この先コースは国道55号線(陸コース)か海コースかの二コースに別れます。距離は長いが由岐坂峠から海岸線を歩くことにしました。
南海トラフの津波に備えてか?海岸線からかなり離れた高台に防災倉庫がありました。
8時過ぎ由岐坂峠着。八日振りに海を眺めます。この頃より雨となります。スマフォがようやく活躍、天気予報を確認すると夜は大雨予報となっています。今日は薬王寺までと決め民宿きよ美を予約しました。
由岐鯛の浜近くではサルが数匹県道に現れます。
木岐を過ぎると車道を離れ山道に入ります。
再び車道に出て山座峠を過ぎると恵比須浜に下ります。美しい海岸線が広がってきます。
特にえびす洞からの海岸線は美しい。
大浜海岸を過ぎると日和佐の町中に入り薬王寺はもう近くになります。
23番 医王山 薬王寺
本尊:薬師如来(伝弘法大師作)、開基:行基菩薩
宗派:真言宗高野派
民宿きよ美を過ぎ、今日中に薬王寺の参拝を済ませます。
薬王寺参拝時は本降りの雨で遍路用品を濡らさぬよう苦労しました。厄除の寺として有名なようで、御本尊は世に「後向薬師」といって本堂の裏手から拝することができるようですが、写真も撮る余裕もなかったようです。
防水靴は効果を発揮し中が濡れることはありませんでした。
13時50分民宿きよ美到着。
21.0km歩き七日目と大差ありませんが二つの山登りとは比較にならず遍路を楽しみました。8時間35分行動、 累計169.2km。
今日はゆっくり湯舟に浸かり美味しい食事をいただきました。
一泊2食8,100円。
夜中は叩きつけるような大雨で、民宿泊まりは正解でした。
次回からは室戸岬に向けた長い長い海岸線歩きが続きます。正に空と海の世界です。「空海」