奥秩父の盟主金峰山へ、日本百名山77座目
『われわれ山岳党の大先輩木暮理太郎氏に次のような言葉がある。
「金峰山は実に立派な山だ。一人秩父山脈の中にざん然頭角を抜いているばかりでなく、日本の山の中でも第二流を下る山ではない。世に男の中の男を称えて裸百貫という諺があるが、金峰山も何処へ放り出しても百貫の貫禄を具えた山の中の山である。」
金峰山に対してこれ以上の讃辞はあるまい。私もそれに賛同する。秩父の最高点はこれより僅か数米高い奥千丈岳に譲るにしても、その山容の秀麗高雅な点では、やはり秩父山群の王者である。一般に奥秩父の山々はこれという特徴がなく、しかも複雑に重なりあっているので、遠くから眺めて、一々の山を指摘するのはむずかしい。そんな時私はまず第一に金峰山に眼をつける。この山も漠然と見ただけでは、特に他と区別するような山相は持っていないけれど、ただその頂上の五丈石(御像石)が目印になる。・・・』
新潮文庫「日本百名山」深田久弥著 金峰山冒頭の記述です。
この山を目指し信濃路に向かいました。
No839日本百名山の山旅(金峰山・甲武信岳・浅間山) 2006(平成18)年5月 山仲間3名の記録です。
奥秩父の主脈に位置する山で「金峰山(きんぷさん)」が一般的ですが長野県では「きんぽうさん」と呼ばれることもあるとか。日本百名山をはじめとして、新日本百名山、花の百名山、山梨百名山にも選ばれるなど、名実ともに「奥秩父の盟主」の山です。
5/2 佐世保13:00⇒門司港17:20
5/3 大阪南港5:20⇒15:30金峰山荘廻目平キャンプ場
5/4 出発5:50→林道終わり6:40→尾根8:00→金峰山小屋8:30→9:00金峰山頂 9:40→11:30同キャンプ場⇒14:00毛木平
5/5 甲武信ケ岳登山 毛木平⇒佐久⇒高峰高原(車坂峠)
5/6 浅間山(黒斑山)登山⇒小諸懐古園⇒
5/7 佐世保
名門大洋フェリーで身体を休め大阪南港に上陸し信濃路へ。千曲川を遡って金峰山荘廻目平キャンプ場に到着です。いつもの遠征は夜走りで登山口までですが、今回はゆっくり休んでの入山となりました。・・・・詳しい記録感想文が残っておらず写真での報告です。
4日 廻目平キャンプ場出発、約1時間ほど林道歩き。
林道終点から約1時間20分で尾根に上がってきました。いままでの樹林帯から展望が開けます。
8時30分金峰山小屋到着。(山小屋写真なくFBより転写しました。)
9時、五丈岩到着。
素晴らしい展望です。八が岳、富士山、南アルプス?
近くには瑞牆山、出発したキャンプ場近くの小川山が
9時、金峰山頂到着。
往路を引き返します。往復5時間40分でキャンプ場に戻りました。
腹ごしらえをして甲武信ケ岳登山に向け毛木平に移動しました。
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