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山登り人生VOL542プラブーツ破壊木曽駒ヶ岳
1969年9月23日から記録を執り始めた山日記をブログで振り返っています。ブログは2021年9月1日から始め4年目に入っています。
このシリーズ「山登り人生」は、
2023年3月29日から始めています。
平成12年度になり51歳頃の山登りです。
この年度、年間14回、35日入山しており
前年度と同じ回数で入山日は4日増でした。
21世紀の幕開けは木曽駒ヶ岳でした。
20年振りの木曽駒は思い出多い山行になりました。
酸欠、プラブーツ破壊、赤蜘蛛同人井上氏との出会い。
No694冬山合宿(木曽駒ヶ岳・宝剣岳)
平成12年12月29日∼平成13年1月3日
M、F、I、M先生と私
12/29佐世保20:00
12/30駒ヶ根IC9:00(食料買出)⇒駒ヶ根高原菅台BS11:15⇒
しらびそ平駅1662m⇒千畳敷駅2612m12:25→乗越浄土→
13:10宝剣山荘前(14:00幕営)
12/31吹雪。停滞
01/01天気悪く様子見。
出発9:45→中岳→10:20木曽駒ヶ岳→11:30宝剣岳→12:00テント場→
13:20千畳敷駅13:55⇒15:00菅台駐車場(幕営)⇒山の店。温泉で入浴01/02山の店朝食。松川温泉14:00⇒松川IC
01/03帰佐8:00日宇金剛園
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駒ヶ根の町で今夜の食料などを買出し駒ヶ根高原に向う。
駐車場に車を停めバスでしらびそ平駅に向う。
M先生は車や街で適当に過ごしていただき我々の下山を待つことになった。千畳敷駅には補導所があり、
冬山入山パーティーをチェックしており計画書を提出する。
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幕営場所や装備、通信方法の確認(アマチュア無線機でOK)を受け、
隣のコーナーでは天気図を見せられ注意を受けた。
二つ玉低気圧が近づいているので慎重な行動を求められた。
空もまだ青空がのぞいているが、刷毛で描いたような絹雲が広がっていた。
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31日は予想どおり風雪強く、おまけにガスっていて視界も悪い。
停滞と決める。他のパーティーは下山していた。
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21世紀1月1日は、暴風雪で幕が開けた。
頭が痛い。
昨夜テント生地は氷結し中はコンロをつけっ放しで酸欠状態だったようだ。夜中、寝苦しく気分が悪かったのは、そのせいだったようだ。
8時過ぎ風は相変わらず強い。
太陽が顔を出すようになった。
様子待ちして9:45行動を開始、吹き付ける風が痛い。
中岳山頂からは南アルプスの背後に富士山が覗いていた。
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10:20木曽駒ヶ岳山頂着。
記念写真を撮る終わると早々に下山。
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宝剣岳を目指す。
ザイルは使わずに山頂に立った。
谷から吹き上げる風が肌を刺す。
ここも早々に引き上げる。
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下り始めF君のプラブーツつま先がパックリと剥がれた。
大変なおもいでテントに戻り靴を応急処置し撤収となった。
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撤収も大変。
張綱を石から外した途端テントが飛ばされ、
Ⅰ君は転倒、後頭部を強打し暫く動けなかった。
ポールの継ぎ目も凍りつき撤収に苦労する。
乗越浄土からの下りはかなりの積雪になっていた。
吹き下ろす風にⅠ君は何度も転びながらの下山であった。
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二日振りにM先生と会い、改めテントを張って下山の乾杯をする。
少し落ち着いた後、
Ⅰ君が4年前お世話になっていた山の店に顔を出し井上氏と再会した。
Ⅰ君のことは覚えておられ歓迎を受けた。
井上氏は赤蜘蛛同人の代表で甲斐駒フランケの開発者だ。
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鴨鍋や骨酒、ドブロクと遅くまでお世話になった。
寒いテントに戻って、
私とF、I君の三人は、「こまくさの湯」に出かけ汗を流した。
2日朝7時過ぎ、テント撤収して店に来るよう井上さんが誘いに来た。
店でお茶をいただき暫く休んでお別れした。
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雪はだんだんとひどくなってきた。
I君お薦めの信州松川温泉に寄って風呂に入り14時に帰路についた。
※国見高校サッカー部 高校三冠に輝く。