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山登り人生vol126昭和53年度の多良山系

29歳。長女4歳、長男2歳。
昭和53年度、20代最後の年です。
年間24回45日の入山で前年より10回減りました。
相変わらず黒髪山系への入山は8回と多く
会長誕生祝いや創立25周年を祝いました。
念願の根子岳山口谷への山行も実現しました。
この年度を振り返ります。
5月皆の左俣ルンゼ山行に便乗し長男と二人多良岳に登っていますが、
この後3回、計4回多良山系に入山しています。

2回目No244五家原岳小川内谷右俣 


昭和53年6月4日 Kと私
黒木10:00→小川内谷右俣→五家原岳→14:00金泉寺15:00→黒木
K氏の誘いにより小川内谷右俣に入渓する。
横峰越まで突き上げようと思ったが、
核心部が終わった段階で枝沢に入り横道にでる。
五家原岳に登り金泉寺に行くとM女史が来ていた。
来週の金山山行に備えた足慣らしと言っていた。
暫く休んで一緒に下る。

2010年8月の遡行

3回目No253経ケ岳八丁谷左俣ルンゼ 

昭和53年10月15日 I、M、Y女史と私
佐世保8:30⇒黒木10:00→取付10:30→最後の壁15:00→取付16:30→17:00黒木
土曜日は飲み過ぎて頭が痛い。
久し振りの左俣ルンゼである。
IとM、Y女史と私でザイルを組む。
途中、昨年、祖母川上本谷で救助した長崎の労山パーティーと会う。
最後の壁は、右側を登る。

2017年8月時

一旦降りて、中央から再び登り懸垂で下降する。
クライミングダウンで、取付まで下る。
岩が非常に乾いており、全員、快適なクライミングを楽しんだ。
※10月16日原子力船むつ 佐世保港入港

4回目No264経ケ岳八丁谷左俣ルンゼ

昭和54年3月17∼18日 
17日夜よりS、I、Kと私
18日朝からMU
小嶽小屋8:00→取付9:00→終了14:00→稜線14:30→稜線を下る→
16:00小嶽小屋
 
17日夜は指導員総会の招集がかかり出席したが、
国体予選ペーパー審査も開催されており総会は開催されなかった。
こんな時、招集するなよと言いたかった。

18日予選参加者が実技テストに出発した後、Sを残し小屋をでる。
取付でアイザン着用しザイルをセットするうちに
SとMUが追い付いて来た。
今日はザイルセットしユマール登攀の練習を中心に行う。

ルンゼの様子が変わっている。
大雨のせいだろう。岩が流れた時の爪痕だろう、随所に見られた。
最後の壁も右上部が剝げ落ち、ルンゼ下に岩屑となって堆積している。
新人のMUにも最後の壁を登ってもらう。
誰でも苦労する箇所だが、これを見て中堅は喜ぶ。
ルンゼを終了し稜線にでる。
金泉寺にとの話もあったが、初めてだが稜線を下ることにした。
暫くは踏み跡もあったが岩場に阻まれた。
右側から急坂を下ると再び岩場が出て来た。
この下から植林帯を抜けて小さな沢に出た。
最後にしごかれて小屋に戻った時は、国体予選も終了していた。

2021年の小嶽小屋

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