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山登り人生VOL220県境縦断記(二人だけの記念山行)その1概要 

私の山日記より


日本最西端、長崎県の陸上県境は約107km前後と以外と短い。
佐賀県のみを境として、有明海から伊万里湾へと続いている。
両県で6市11町の境界を成しており、
SACのホームグラウンドである多良、虚空蔵、国見山系を通過している。
この県境を歩こうと考えたのは、もう随分と以前のことである。
しかし、岩登りだ、雪山だと言って
何々チャンスがなく延び延びになっていた。
それが何故か急に地図と睨めっこする日が多くなった。
七日間あれば出来るようだ。

最初の二日間を連休でやれば、後は日帰りでやれる。
そう気負わなくてもやれそうである。
1月連休がスタートだと、一気に機は熟して来た。
ただ低山が多く藪漕ぎは最低条件、時には集落を抜けたりもする。
登山の魅力はもう一つで、私一人でやれる自信はなかった。
そんなことで相棒を探したが見つからず、落ち着かない日々が続いた。
諦めていたが出発も前日に迫った例会の席で、
N副会長がこの話に乗ってきた。
これでやれると嬉しくなった。
かくしてN副会長49歳、私34歳の二人だけの
創立30周年記念山行がスタートした。

N副会長の報告より

1月13日 例会兼新年会(Mtクック祝賀会)の時、
℉君より県境縦断の誘いがあった。
昨年来、若い人達を勧誘していたが誰も乗ってこないので、
レベルを落としてお鉢が廻って来たものである。
折から30周年記念のMtクックが新聞等で脚光を浴びており、
中年パワーも何か記念にと思っていた矢先のことで、
渡りに舟と片棒を担ぐことになった。
聞けば明日19時出発とのこと。
コンロとコッフェル、それに食糧も適当に・・・・・・。
メンバーはと聞けば、二人だけの由。
少々心細いが連休潰しになると軽く考えていた。

N副会長

第一日目

No338 昭和58年1月14日 Nと私
佐世保出発、肥前大浦駅泊り

肥前大浦駅舎

第二日目

No338 昭和58年1月15日 Nと私
多良山系を歩く。今里橋から金泉寺山小屋まで約15km

金泉寺山小屋

第三日目

No338 昭和58年1月16日 Nと私 
大野原高原を抜ける。俵坂峠までの約23km。

大野原高原

第四日目

No339 昭和58年1月30日 Nと私 
 虚空蔵山系を縦断する。永尾トンネルまで約18㎞

虚空蔵山頂

第五日目

No342 昭和58年2月27日 Nと私。プラスM社長、S 
神六山447mへ登る。東峠まで

神六山頂

第六日目

No343 昭和58年3月27日 Nと私。プラスM社長、T先生夫妻 
三領石より郷土入り。栗の木峠まで約14㎞

栗ノ木木峠

第七日目最終日

No345 昭和58年4月24日 Nと私 
最後のピーク石倉山から浦之崎海岸へ。
県境縦断終わる。

二人のビックなクライム、30周年記念山行が幕を閉じました。                          

 

                   

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