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九州百名山地図帳㏌よっちゃん98座目

1992年版、2002年版の九州百名山投稿が終わりました。
更に2011年には「九州百名山地図帳」が山と渓谷社より発行されました。
3度目の九州百名山と言えます。
1992年版から65座が、2002年版からは22座が、新たに15座が選定されました。未踏の山が屋久島(太忠岳)に残っていますが、踏破済の14座について投稿します。

98座目矢岳です。

ネット情報では、次のように紹介しています。
『宮崎県にある山で、霧島縦走路の北側にひっそりとたたずむ山。山頂からの展望はよく、霧島の山々をはじめ四方に大展望が広がる。
また、5月にはヤマツツジが、9月にはツクシミカエリソウが山肌を彩ることでも知られる。』
九州岳人の集いの際に一度登っています。

No1160九州岳人の集い「矢岳」 

平成29年11月4~5日 5名他 
4日佐世保⇒韓国岳登山→えびの高原荘
5日高原荘8:10⇒高千穂河原8:40→鹿ケ原9:00→Y字路9:25→9:50炭化木10:00→10:30竜王山10:45→11:30矢岳12:00→南面分岐→T字路12:50→14:00高千穂河原14:10⇒14:30えびの高原荘15:30⇒佐世保

九州岳人の集いの参加者。えびの高原荘

 各県持ち回りで開催されている岳人の集い、今年は鹿児島県山岳・スポーツクライミング協会が主管してえびの高原を中心に開催されました。
新燃岳は噴火を始め警戒レベル3となり警戒区域も3kmの入山規制に掛かっていました。韓国岳も大浪池も登山禁止です。唯一登れるのが高千穂の峰のみで、どうなるのかと気をもんでいましたが、11月1日に区域が2kmに緩和され登れるようになりました。
予定通り4日は早目に出発して集いの前に韓国岳に登ることにしました。

矢岳方面も規制区域外に

翌5日は4コースのうち矢岳6時間コースを希望しました。
この山は2011年発行の九州百名山地図帳の未踏の山でした。
高千穂河原から右手の高千穂の峰への道と分かれて北に進みます。
植林地を抜けると視界が開け、左手に登山規制中の中岳を眺める気持ちの良い鹿ケ原となります。ミヤマキリシマ開花時は素晴らしい景観でしょう。

高千穂の峰に向かう人たち
鹿ケ原に向かいます。

標高1000m程の鹿ケ原。なだらかな下りとなります。
正面に矢岳・竜王山を望みながら進みます。

やがて水流でえぐれた沢となり火山灰が堆積し、また崩れた斜面は幾層にも重なっている断面が確認出来ます。

間もなく炭化木の沢です。炭化木は立木のまま炭になったものです。
自然の驚異を感じます。

炭化木の沢から竜王山への急登は、立木にも火山灰が付着し手は真っ白になりススキなどに触れると火山灰は飛散します。
竜王山頂からは北に新燃岳、南に高千穂の峰を望みます。

高千穂の峰

ここから矢岳まで紅葉を楽しみながら尾根道を歩きます。

新燃岳

矢岳山頂では小林市街地が眼下に望まれ北方面には市房山や石堂山など九州山地が、東には宮崎市の山なみや鰐塚山が、高千穂河原の鞍部越しには桜島が良く見えました。

高千穂の峰
北方面
南方面。鹿ケ原の先に桜島を確認
矢岳山頂
火山灰一色の新燃岳

今日は風もなく快晴。今朝マイナス1度まで冷え込んだ分、最高の登山日和でした。

朝の冷え込み

この二日間、霧島の山を十分に楽しみ、えびの高原荘で汗を流し帰路につきました。

終始、高千穂の峰を望みながらの登山  

 次回は、99座目天草の龍ケ岳を投稿予定です。

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