黒髪へんろ道Model遍路45∼51番札所
令和4年5月8日 15名
広瀬山淀姫社⇒龍門山の家9:20→48番銀龍の滝→47番龍門小洞窟→46番龍門大洞窟→45番煙草観音→49番広瀬山大師堂→50番金輪権現→51番宝光院(解散)⇒淀姫社13:00
タイトル集合写真は黒髪へんろ道FBより借用しました。
ガイドブックは販売しています。
Ⅿodel遍路(通算16回目)に参加しました。5月1日の開山まではDemo遍路でしたが、開山後はModel遍路に改名したそうです。単独で廻るよりこのイベントに参加すれば吉島代表の解説を聞きながらとなるのでより楽しめます。
今回の遍路は、龍門渓谷と有田焼史の外山:広瀬山を巡りました。前半(山の家から銀龍の滝手前)は野鳥の会主催の探鳥会に合流しました。この時期、龍門ではオオルリやアカショウビンが啼き、夏はサンコウチュウが渡ってきて営巣をするそうです。
最近はその数が減っているとの話もありました。
その後は、探鳥会から別れ48番をスタートに札所を廻りました。
48番札所銀竜の滝は、龍門渓谷でも最大の修験場で、ここでの修行は昭和50年頃まで行われ法螺貝の音が渓谷を流れていたそうです。脇尊に千手観音菩薩、11面観音菩薩が祀ってあります。
途中、エビネの花も咲いていました。
47番札所龍門小洞窟に下ってきました。本尊:阿弥陀如来、脇尊:釈迦如来、不動明王、勢至菩薩が祀ってあります。
かつて広瀬山集落の観音堂から集落を抜け、湖底に沈んだ渓谷沿いに観音巡礼道があったそうで、今は龍門ダム周回道脇に移設されています。
47番から直ぐ下流には46番札所龍門大洞窟があります。
黒髪火山の活動で、下盤の玄武岩に流紋岩が覆い、そのつなぎ部分が風化して大洞窟ができました。「千畳敷」とも呼ばれています。洞窟最奥の修験窟には薬師如来像が祀られています。
龍門ダムの周回道を廻り堰堤近くの45番札所にやって来ました。
45番札所煙草観音は、龍門名物「大落としの滝」西側岩壁に鎮座しています。石段を登り詰めます。かつては希少植物「イワタバコ」の自生地だったそうですが、今は昭和50年代に当時の日本専売公社が仏像前にタバコ草を植栽されたものだそうです。タバコ草の花は初めてみました。
鯉料理で有名な龍泉荘前を過ぎ広瀬地区に入ると49番札所広瀬山大師堂があります。ダムができる以前は、堂前の道を登山者や渓谷散策者、そして修験者や巡拝者の往来がありました。堂内には龍門観音巡りの5番観音仏が祀られています。
50番札所金輪権現です。皆さんかなりお疲れモードです。境内への長い石段下でのお詣りで済ませました。この地区は有田皿山の7外山の一つです。広瀬山には4登りがあり、この境内には火の神「多々羅神」があります。
本日のゴール51番札所宝光院に到着です。古くから黒髪山の求道者たちが修験の前後に立ち寄る真言密教の修験道場だったそうです。
一番気になってのはこの観音様です。ボケ封じ観音にしっかり拝みました。
本日のお遍路はここまで、次回は6月5日に唐船城周辺をModel遍路するそうです。どうするかな?ミヤマキリシマの開花と重なりそう。
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