忘れられたか?長崎百景「八幡岳」
八幡岳は、佐世保市の南西部、川棚町との境界近くにある山です。「次代に残そう長崎百景」との説明板があるが、これを知っている市民は少ないかと思う。穴場的なビュウーポイントである。頂上(標高283m)の八幡神社境内の展望所からは、ハウステンボスをはじめ大村湾や佐世保の山並みを見渡せる。
この山を知ったのは2002年9月22日、佐世保市制百周年記念事業で地域の方々が記念の「自然体験ウォーク」を開催され参加したのが最初である。長畑町バス停から車で10分程で山頂に立てるが(今は林道も荒れ車では無理と思われる。)、歩いても登り1時間程である。
市立宮小学校横から宇都宮神社前の坂道を登っていく。分岐にはかならず道標があるので、それに従って登ればいい。途中より平戸往還を辿る。吉田松陰らも辿った山道に往時を偲ぶのもいい。
この後2度登っているが2016年2月14日の記録を振り返る。
息子宅⇒萩坂町10:30→針木峠→八幡岳公園11:05→萩坂町スタート地点11:20→12:00梅が枝酒造13:00⇒ハウステンボス駅13:31
この日の一番の目的は山麓にある「梅が枝酒造」の蔵開きで、試飲することもあり車では行けないと息子に登山口まで送ってもらった。蔵開き前の八幡岳登山になった次第である。
ミカン園が終わったところで車を降りた。平戸街道と合流した地点である。
ここから平戸街道の案内板を頼りに登って行く。ようやく山道になり針木峠(郷村記に記載されている地名)まで来る。
ここから平戸街道から離れて杉林となり、長くせずに八幡岳公園に到着した。ここは市境からは少し離れている。曇り空で展望は今一つであるが、眼下の梅が枝酒造も確認できる。
今回は立ち寄らなかったが写真は宮村一里塚跡、吉田松陰らも辿った山道だ。
さあ蔵開きに行こうと足早に梅が枝酒造を目指ます。予想とおり大賑わいです。試飲を重ねるうちに太腹となり焼酎や甘酒を買い込み財布は軽くなってしまいました。
シャトルバスに乗りJRハウステンボス駅から帰路につきました。
梅が枝酒造の近くには「無窮洞」があります。
昭和18年から約2年をかけて、児童達が掘り上げた巨大な防空壕です。空爆に備え全校児童が収容でき授業や生活ができるように造られた。
ふるさとの自然と歴史を楽しめる半日行程の山旅が楽しめます。