日本百名山㏌よっちゃん44座目伊吹山、45座目荒島岳、46座目御嶽
No604伊吹山・荒島岳・御嶽 平成7年5月2∼7日 3名
全体行程
2日佐世保発19:10⇒
3日伊吹山登山口7:00→伊吹山9:30→登山口11:00⇒16:00荒島岳登山口(勝原)
4日出発5:30→荒島岳9:00→11:10登山口⇒九頭竜川⇒下呂温泉(露天風呂)⇒中津川⇒18:00八海山駐車場
5日降雪停滞
6日出発8:00⇒(ゴンドラ)⇒田原山荘8:50→御嶽山10:30→12:00駐車場13:00⇒7日7:00佐世保
44座目伊吹山
新潮文庫 日本百名山 深田久弥著書 89伊吹山冒頭で「日本の一番太い動脈である東海道線も、大垣から米原のあいだ、駅で言うと、関ケ原、柏原、近江長岡、醒ヶ井あたりは、物寂しい山間を走っている。『太平記』の中の有名な俊基朝臣関東下向の条に「番場、醒ヶ井、柏原、不破の関屋は荒れ果てて、猶もる物は秋の雨・・・」とあるあたりである。東海道全線これほど山の近くを走る所はなく、その中で私のいつもみとれるのは伊吹山の姿であった。それはボリュームのある山容で、直ぐ眼の前に大きくそびえている。・・・」と記しています。
2日(晴れ)佐世保を出発
二度目の軽自動車での遠征です。青森までの経験があり、自信を持って出発しました。谷川岳との話もあったが天気との関係もあり近めの山になりました。
3日(曇り)伊吹山登山 11時間走行で登山口までやって来ました。山頂までハイウェイが通じていますが、一合目から登ることにしました。登山ですから当たり前のことですが、車道があると歩くのもスッキリしないこともあります。リフトがありますが、時間が早くまだ運転していません。伊吹山は薬草でも有名な山です。どれが薬草なのかは分かりませんが、いろんな花が咲いていました。スキー場の端を登ると段々と急傾斜となり、次第にジグザグの登りとなります。雪崩防止の工作物があり、この山が雪が多いことが分かります。山頂には日本武尊の碑(タイトル写真)が立っていました。数枚の写真はネット借用です。
下山して早速移動です。北陸道はオウム真理教の検問が有っていました。 福井市内を抜け荒島岳の登山口勝原に到着しました。
45座目荒島岳
「大野富士とも呼ばれる奥越の名峰荒島岳は、大野盆地の南東に位置する。ピラミッド型のどっしりとした美しい山で、深田久弥も百名山を選ぶ時、品格の点でこの山を選んだという。標高1524㍍で、標高こそさほど高くはないが、独立峰なので山頂からの眺めはよく、白山はもとより北アルプスまで遠望できる。・・・」と登山ガイドブックには記しています。
4日(曇り)荒島岳登山
スキー場の急登で始まります。天気予報は雨ですが持ちそうで、この山なら大丈夫だろうと出発しました。
ゲレンデが終わり山道に入るとイワカガミの群落が続きます。
百名山でなければここまで来ない山ですが、花が印象に残りました。
稜線手前から残雪が見られましたが、大した積雪ではなく稜線を登ります。山頂にはテレビアンテナ?があり殺風景でした。眼下には水田の水面が光っています。田植えが盛りのようでした。
今日の移動は長い。九頭竜川を遡り岐阜県側に下って南北に車を走らせます。下呂温泉ではホテルで教えて頂いた河川敷の露天風呂で汗を流しました。周りには珍しい光景に若い女性もカメラシャッターをきっています。
御嶽山は予定より手前の八海山までで泊まりとなりました。これ以上は積雪もあり安全を期しました。廻りはスキー場です。
46座目御嶽(御嶽山)
新潮文庫 日本百名山 深田久弥著書 60御嶽冒頭で「普通御嶽は日本アルプスの中に入れられるが、この山は別格である。そういうカテゴリーからはみ出している。北だの、中央だの、南だのと、アルプスは混みあっているね、そんな仲間入りは御免だよ、といいたげに悠然と孤立している。たしかにこのヴォリュームのある山は、それだけで一王国を形成している。一個の山として、これだけ図体の大きい存在も稀である。山頂は、最高の剣ケ峰を初め、継母岳、摩利支天山、継子岳などからなっていて、その間に、二ノ池、三ノ池、水の涸れた一ノ池、あるいは賽の河原と呼ばれる広々した原、、ザクザクした外輪壁などがあちこちにあって、甚だ変化に富んでいる。しかし、遠くから望むと、それらすべてが一つの大きな頂上となって、そこから裾の向かっておおらかな斜線をおろしている。・・・」と記しています。
5日(曇り雪)降雪のため停滞
昨夜の雨は雪に変わっていました。駐車場は一面雪ケ原となってガスって視界が利きません。天気予報では昼から回復となっていますが、停滞と決めブラブラと過ごしました。午後からは素晴らしい天気となりました。ここまで見抜けない悔しさがあります。
6日(晴れ)御嶽山登山
素晴らしい天気となりました。早目に行動しましたがゴンドラが運転していません。時間待ちしてゴンドラで田原まで上がりました。夏であればここまで車で来ることができます。正面に御嶽山が鎮座しています。雪道をゆっくり登ります。やはり伊吹山や荒島岳と違って山らしい山です。
ここ数年、メンバーから遅れることしばしばでトレーニング不足を感じます。登山路の途中は信仰の山を感じるに十分なモニュメントばかりです。急坂を登ると王滝山頂で八丁ダルミに下りひと登りで剣が峰の山頂でした。
山頂からの展望は最高で穂高連峰が良く確認できました。乗鞍岳、笠ケ岳、中央アルプスに南アルプス、それに富士山と十分に展望を楽しむことが出来ました。下りは尻制動で、しかし痛んでいたゴアのズボンはダメになりました。予定の百名山は消化しました。
例によって風呂にも入らず帰路になりました。これには閉口しますが、個性的なメンバーがリーダーで従いました。
12年後に2度目の荒島岳
No869春山合宿(白山・荒島) 平成19年5月2~6日 5名
4日 白山登山⇒16:00荒島山登山口
5日 出発5:40→リフト終了6:30→シャクナゲ平8:40→荒島山9:30→11:10駐車場⇒12:45九頭竜(平成温泉)15:45⇒福井IC17:00⇒
6日 7:00佐世保
拝読ありがとうございます。連続投稿に挑戦中です。
次回は47座目雲取山を投稿予定です。また覗いていただければ幸いです。