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46㎞耐久山岳ウォーク「させぼ八高山めぐり」

体力チェックで温めていたロングコースの計画。実施したのは60歳還暦時の2009年4月12日、2度目は山友の還暦を祝して2011年4月17日ただこの時は同行した甥が途中リタイヤしたので完歩していない。3度目が70歳古希を祝して2019年4月21日長男と一緒に実施した。4度目を80歳傘寿と予定していたが、これは無理となったようだ。3度目の記録を振り返ってみます。

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第1峰愛宕山から第2峰赤崎岳へ

地図1愛宕

地図2相浦~鹿子前

2019年4月21日、日の出も早まり日没も長くなり厚くもなく寒くもなくと言うことで4月に設定していたが、息子の日程にあわせこの日になった。

出発地の相浦町までは送ってもらいまだ陽が昇っていない3時56分に出発する。不信がられても行けないので静かに登山口に向かう。

古希記念 (3)

古希記念 (5)

古希記念 (7)

古希記念 (11)

この愛宕山には戦国時代に飯盛城があったと言われているが、その場所は確定されていない。2月下旬には「あたご祭り」が行われ、この祭りが終わると厳しい寒さは終わるとされている。

06愛宕山 (8)

ヘッドランプの灯かりを頼りに登り始め30分で山頂に達する。真っ暗で当然だが展望なし。昼間の赤崎岳と山頂の眺めはこうである。これから歩く山なみが確認できる。

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愛宕山を下って県道を約3㎞歩いて九十九島パールシーリゾートの広場に着く5時35分。すっかり陽も明けて眠気も取れて朝食を摂る。九十九島観光の玄関口である。海きららのイルカショーは人気を呼んでいる。

古希記念 (12)

腹拵えして再スタート。徐々に登ると九十九島の景観が広がって来る。船越展望台6時着。さらに登って行くと九十九島動植物園へ。名前は「森きらら」と変わっている。赤崎岳が見えて来る。車道は下りとなり長くせず車道と別れて登山口着。登山口からは10分程で山頂だ。6時40分着。ここからの展望も最高。天然の美九十九島と都市の美佐世保港-街が一望できる。

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赤崎岳 (19)

第2峰赤崎岳から第3峰弓張岳へ

地図3鹿子前~弓張り

地図4SSK~弓張

6時42分赤崎岳出発。山道は直ぐ終わり町中に入ってドンドン下って行く。造船所まで下って来た。通称SSKバイパスを歩き住宅密集地に登って行く。急傾斜地である。

佐世保は海軍の街として発展した歴史がある。海軍佐世保鎮守府長官が老母を背負って九十九島を見せるため登ったと言われる扶老坂がある。この坂を登って鵜渡越へ。弓張岳はもう直ぐである。登山道路を登って山頂に立った。途中文学碑が沢山あった。8時12分着

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第3峰弓張岳から第4峰将冠岳へ

地図4弓張∼将冠

弓張岳8時16分出発。この区間は山菜山行やクリーン山行で良く歩くコースである。市民ハイキングでも良く採用している歩き慣れた路である。但馬岳公園~但馬神社~将冠岳と続く。山なみの東側から西側への峠路がいくつかあったが最近は廃道になっている。1時間かからずに将冠岳9時10分着。第1峰愛宕山が見える。良く歩いたと実感する。

まだ先は長い。ここまでの所要時間約5時間、約19km歩いている。残りは倍以上の距離だ。普通ここを下山して終了である。

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古希記念(32)

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古希記念 (40)

第4峰将冠岳から一旦春日神社まで下り烏帽子岳へ。

地図5将冠

地図6山だ

将冠岳9時14分出発。この区間は8.6㎞ある。愛宕山から赤崎岳が一番長く9.4㎞だが、この区間は標高差385m下って大半が車道を508m登ることになる。スピード緩めることなく歩くので後半堪えて来る。春日神社まで下って佐世保川を渡り松浦鉄道踏切を渡り桜並木で有名だった山の田水源池へ。海軍が造った水道施設でその建造技術が評価されている。山の田自然歩道となっているが歩く人は殆どいないのではないだろうか。

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山の田自然歩道が終わると延々と車道が続く。バテを感じる頃である。田代町付近から林道に入り黙々と歩き続ける。途中歩いて来た山を振り返りながら烏帽子岳頂上近くの西の森まで登って来た。山頂は直ぐだ11時30分着。

地図6山だ∼烏帽子

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山野草 (25)

山野草 (42)

第5峰烏帽子岳から第6峰隠居岳へ

地図8満場∼木場山

地図10隠居

烏帽子岳から先は一番慣れ親しんだ縦走路だ。縦走路と言っても車道歩きが多いのだが、展望は良いし市民にも一番親しまれているコースと言っていい。少し腹拵えして11時43分山頂を出発する。烏帽子岳は野鳥観察地として有名で9月はアカハラダカの渡り観察に西日本各地から愛鳥家が訪ねてくる。

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山野草 (36)

4観察 (6)

山頂広場を後に山道を下りシャクナゲ園地を過ぎて烏帽子スポーツの里を過ぎ満場越へ。この先も林道歩きが続き木場山展望台に12時40分到着。大山口越しで林道は終わり石がゴロゴロした山道と変わり隠居岳山頂に達する。13時20分着。

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隠居岳山頂

2010n年12月5日隠居岳 (2)

第6峰隠居岳から第7峰八天岳へ

地図15隠居~八天

隠居岳13時25分出発。急な下り25分で宇戸越へ。郷美谷池への林道に進んで長くせず山道に入る。長崎・佐賀県の県境まで登ると落ち葉を踏みしめ歩く感じの良い山道となる。アカガシが多くなるとオサエ観音14時30分着である。安産の神様として有名であり悲しい昔話もある。オサエ観音から30分で八天岳である。15時着。山頂にはアマチュア無線の監視アンテナが立っている。三角点はアンテナの奥(西側)に設置されている。登山道からは離れている。

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第7峰八天岳から第8峰へ。最終峰に向かって最後の頑張り。

地図20八天~ゴール

八天岳15時7分出発。八天岳には海軍の高射砲が設置されていた場所でもありコンクリート道路が続いている。歩き難い車道歩きで溜池に出ると栗の木峠は直ぐである。峠には茶屋の感じで建物があったが既に無くなっている。美味しい水もたくさん流れていた。最後の尾根路を辿る。何度か登り下りを繰り返し林道にも接続したり離れたりで国見山最後の急坂(残念坂)登り口に達する。さあひと頑張りと力が入る。

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佐世保市の最高峰、一等三角点がある国見山到着である。感激の握手を息子と交わす。まさか息子が46km耐久山岳ウォークに付き合ってくれるとは予想していなかったので最高の幸せである。60歳還暦時の時間より18分も早く16時山頂に立った。

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最後の歩き

国見山頂16時12分出発。ゴール潜木17時17分着。距離4.8㎞、標高差426mの車道、1時間5分の下りだ。ゴール近くのお店でオデンにビールで乾杯しました。全コース踏破距離46,300m、所要時間13時間22分、長男よありがとう。お疲れ様でした。 

古希記念 (89)


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