一等三角点巡り鹿児島編
全体行程
九州地区の一等三角点は168地点にあります。うち標高500m以上で九州本土にあるのは62地点です。これまで57地点を踏破して2018年(平成30)年7月15日の白鹿岳(姶良郡財部)を最後に中断していました。今回ようやく三角点巡りの機会がやって来ました。未踏で残っているのは5地点、このうち鹿児島県内4地点を二日間で廻って来ました。
No1496野首岳・烏帽子岳・弁財天山・鹿倉山 令和4年3月11∼13日 11日佐世保⇒辻岳東側登山口(南大隅町)幕営
12日東側登山口から辻岳を往復(45分)⇒野首岳登山口に移動7:55 野首岳(野尻野塚)を往復(30分)⇒姶良市・内ノ山に移動 烏帽子岳702.94m(昼食)を往復(2時間)⇒いちき串木野市に移動 林道通行止め16:30から弁財天山518.66mを往復(50分)→車止め(幕営)
13日川内市紫尾山林道に移動→8:40鹿倉山585.45m往復(15分)⇒川内高城温泉10:50⇒佐世保
山での行動時間は4地点プラス辻岳あわせて4時間20分。移動距離約1000㎞。移動時間と登山口まで行く苦労が多かった一等三角点巡りでした。
58地点目 野尻野塚一等三角点(野首岳)897.32m
大隅半島南部、九州本土最南端の一等三角点で野首岳の山頂に設置されています。ここはナビ設定が上手く行きすんなり林道に入ることができました。
先ずは辻岳へ。根占富士と呼ばれる辻岳773mに登ります。三カ所登山口がありますが最短距離の東側登山口から登りました。
山頂手前の岩場には何かお祀りしてあります。
直ぐ山頂です。360度の展望でした。霞んでいますが錦江湾越しに開聞岳も薄っすらと。
これから登る最初の一等三角点野尻野塚(野首岳)も望めます。
さあ野首岳に登ります。30分で往復しました。
佐多岬方面は展望が利きました。
59地点目 烏帽子岳一等三角点702.94m
大隅国と薩摩国のほぼ境界、大隅側にある山です。姶良市の県民の森近くにあります。南大隅から約140㎞の移動でした。大隅縦貫道から東九州道への進入を間違え宮崎方面に行きました。逆走できず大﨑まで走りUターン。加治木ICで下りて県民の森にナビをセットして進みます。なんとか堂山地区に入り烏帽子岳登山口の案内を見つけホットします。山道に入り道は荒れ心配になります。先はヤバイと少し広い場所で車は止めます。内ノ山集落跡のようです。荒れた林道を更に進むとバイクが一台、間違いないと確信しホットします。
下って来る登山者はバイクの持ち主でした。ルート状況を尋ねると道はしっかりしているとのこと。後はモクモクと登るだけでした。
林道が終わりここから急登が始まります。
稜線に出ました。縦走できるようで右方面は長尾山へ。県民の森方面に行くことができます。ここからひと登りで烏帽子岳山頂でした。50分弱で登りました。
山頂からは桜島を確認できました。開聞岳も見えるはずですが霞んで見えません。姶良市最高峰の山です。
今日の予定はここまででしたが、車に戻ってまだ14時です。とりあえず移動しようど車を走らせました。大隅国から薩摩国へ移動です。
60地点目 弁財天山一等三角点702.94m
いちき串木野市の北西、国土交通省の無線中継所がある山です。内ノ山から中継所付近まで約70㎞の移動です。先ずはナビをいちき串木野市役所にセットします。山越えで薩摩に入りました。さつま町から国道265号線で川内市内に入り串木野に出ました。ナビに弁財天山がでましたがルート案内が私の下調べと違います。ナビを無視してどうにか万福、羽島側の林道から中継所付近に来ることができました。16時30分着。
中継所への舗装道路はチェーンがあり徒歩で向かいました。
川内市境に隣接しておりこんな看板がありました。川内原発の関係でしょう。
30分弱で到着です。三角点は鉄塔のそばの円筒形のコンクリート枠内にありました。
名前の由来が判りました。山頂には弁財天が祀ってありました。弁財天がある山「弁財天山」でした。
今夜はチェーン付近に泊まりました。
61地点目 鹿倉山一等三角点585.45m
一番ヒヤヒヤどきどきの三角点でした。弁財天山から約50㎞の移動ですがこの下りナビ上に道はなく苦労しました。昨日の道を戻れば良かったのですが変な方向に進んでしまいました。
鹿倉山は阿久根市と川内市境にある一等三角点で直下を紫尾林道が走っています。これが一番の目印です。ナビを川内高城温泉にセットし直しました。川内駅の先から県道340号線に入り温泉近くまで来たらナビ解除し県道339号線に右折しました。宇都川路集落に来て紫尾林道への登り道がこの先通行止めの看板がありました。居合わせたご老人に尋ねますがハッキリしません。ここまで来たら進むしかないと狭く急な道を登りました。林道に出ると阿久根市方面は道路崩壊で進めませんでしたが目的地方面には進めるようです。
手持ちの資料地図を頼りに紫尾山方面に走ります。ナビもハッキリせずYAMAPでも山名が出て来ませんでした。・・・が、ここだと狙いを決めて山に入り急斜面を登るとありました。一等三角点が、同じ三角点オタクがプレートを付けていました。野首岳、烏帽子岳でも見ていたプレートです。登る時間は10分ほどでしたが一番ヒヤヒヤしホットした三角点でした。
林道を戻り再び細い道を宇都川路集落に下りました。西郷隆盛も長逗留したと言う川内高城温泉で汗を流し帰路に着きました。
九州本土標高500m以上の一等三角点62地点のうち61地点を踏破しました。残る1地点は宮崎県串間市の高畑山のみです。自衛隊基地内にあり事前予約が必要です。わざわざ行くのは遠すぎるし行きたいしで悩みが増えました。
まとめ
標高500m以上一等三角点の一覧表です。登頂順に纏めています。離島12地点も表記しています。離島もチャンスがあれば行きたいですね。
一等三角点オタクな私でした。最後まで読んでいただきありがとうございます。
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