国の天然記念物「カネコシダ」に会えました。
最初の発見者は佐世保の植物学者だって。嬉しくなりますね。
山登りのホームグラウンド黒髪山、これまではガムシャラに登るだけだった。竜門の沢に入ったり、天童岩でのロッククライミング(随分前から登攀禁止に)だったり、縦走したりとこれまで300回近く登っている。
最近は歳を重ねたせいだろう植物にも心奪われることが多くなった。
ここ黒髪山は、植物の宝の山なのだ。独特の固有植物が多く自生している。残念ながらクロカミラン、クロカミシライトソウなどは盗掘の被害を受け、地元関係者は頭を痛めているが・・・・。
5月には数少ないクロカミランを見に来た。望遠カメラでないと撮影できない場所など。スマフォしかない私には綺麗な写真は撮れない。ピンボケばかり(涙)
つい4日前にはヤツガシラに会いに来た。クロカミヤツガシラと命名したらいいと言う人もいるらしい。黒髪山特有のものらしい。少し遅かった。
そして今日、全く予期せず黒髪山の植物をもとに発表された「カネコシダ」に会うことができた。今日の目的は黒髪山の石仏巡りだったのだが、その中で案内いだだいたのだ。
美しく感じた。艶のある緑が綺麗であった。藪漕ぎで悩ませるウラジロとの違いも判った。
なにより発見者は、ふるさと佐世保の植物学者なのだ。金子保平(1869∼1935年)。
1904(明治37)年、この地で全国最初に発見し、のちに植物学者牧野富太郎が発見者金子保平の名前をつけたと言う。
1927(昭和2)年、国の天然記念物に指定されている。
小葉片が狭く先端が尖り(ウラジロは丸い)、表と裏が同じ緑色(ウラジロは裏が白い)、小葉の出方が左右交互に出ている(ウラジロは左右同一)など説明を受けました。
本来は石仏巡りでした。
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