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1115㎞一人歩き四国遍路の旅38日目

2017年5月17日(晴れ)高松市入り

宇多津町の「善根宿うたんぐら」で気持ちがいい朝を迎え美味しい朝食をいただきお昼のおにぎりまで準備していただき出発しました。
坂出市79番高照院からは81番白峯寺、高松市82番根香寺に回り、80番国分寺は後回しが良いとアドバイスを受けていました。
結局、ルートを見失ってか番号順に回り、根香寺の近く五色台子どもおもてなし処(遍路小屋)まで四札所を9時間20分行動で24.7㎞を歩き累計で1,023.6㎞となりました。千㌔の大台になりました。

79番金華山 高照院 天皇寺 

本尊:十一面観世音菩薩、開基:弘法大使
宗派:真言宗御室派
遍路マップでは、〇〇寺で案内されているのですがここだけ高照院と案内されている何故だろう?
わからないまま投稿しています。
ここ天皇寺は、崇徳上皇が崩御され、訃報を京に奉聞する間、上皇の枢を当寺に安置したことから「天皇寺」に改名されたと記しています。

善根宿うたんぐらの朝食

宿を出てすぐ大束川を渡りJR予讃線を越え瀬戸中央自動車道をくぐると坂出市に入ります。80番国分寺までは東に東に進みます。
市役所前を過ぎ番外霊場八十場(やそば)の水を過ぎると宿から5.6㎞、7時前に79番天皇寺に到着しました。

崇徳天皇社(白峰宮)
天皇寺の寺標
太師堂
こじんまりした本堂

80番白牛山 千手院 国分寺 

本尊:千手観世音菩薩(伝行基菩薩作)、開基:行基菩薩
宗派:古義真言宗御室別格本山
「発心の道場」15番札所阿波徳島の国分寺、「修行の道場」29番札所土佐高知の国分寺、「菩提の道場」59番札所伊予愛媛の国分寺に続いて、最後の「涅槃の道場」讃岐香川の国分寺に着きました。
1,000㎞超を歩き続けての最後の国分寺です。
79番から6.9㎞、JR予讃線に沿って東進し高松市に入るとすぐ国分寺駅前に到着します。

山門
山門(仁王門)の正面。奥の真正面に本堂がある。
山門をくぐり松の木トンネルを抜ける。参道。
本堂
本堂
鐘楼
正面左手は太師堂(弘法大使礼拝殿万霊塔)

81番綾松山 洞林院 白峯寺 

本尊:千手観世音菩薩(智証大師作)、開基:弘法大師
宗派:真言宗御室派
中世、保元の乱に因り讃岐に配流せられた崇徳上皇の御陵があるお寺。
80番国分寺まで東進していましたが、ここより北に向きを変え五色台へ標高380mまでの山登りとなります。五色台は青峰、黄峰、赤峰、白峰、黒峰の
五山からなります。
標高380m地点で県道180号線に出て再び坂出市に入ります。
ここより西に上り車道歩き、峠を過ぎると再び山道に入り標高280mまで下って白峰山中腹の81番札所白峯寺に到着しました。
80番国分寺から5㎞、山登りで2時間もかかりました。

国分台(標高407m)を左手に見ながら車道を標高100mまで登ります。
山道より高松市国分町方面を見下ろす。
県道180号線に出ました。
白峯寺の裏山だったかな?
山門(国重要文化財)
本堂(国重要文化財)
勅額門と頓証寺殿HPより
干支守り本尊HPより

82番青峰山 千手院 根香寺 

本尊:千手観世音菩薩(伝智証大師作)、開基:弘法大師
宗派:天台宗(単立)
81番白峯寺から3.4㎞はなだらかな登りの遍路を歩きます。

自衛隊演習場境界を暫く歩きます。
気持ちが良い山道でした。

五色台スカイラインに登り上り食堂で休憩しウドンを食べました。
讃岐に入って三日目にして初めてのウドンです。
ここから下り気味の車道を歩き遍路道に入ります。
今夜の泊場、五色台子どもおもてなし処を確認して進むと根香寺はすぐでした。

五色台子どもおもてなし処(遍路小屋)
参道は一旦下って登ります。
山門
巨大わらじと仁王像
太師堂。報道写真がありません(涙)
五大尊像。根香寺HPより
恐ろしい牛鬼。HPより。
白猴欅
(智証太師が根香寺を開基した際、この木の下に山王権現が現れ白い猿が太師を守護した。)

綺麗で清潔な五色台子どもおもてなし処

700m戻って遍路小屋14時50分到着。子供たちの手紙など読んでのんびり休みました。

次回39日目は、高松市中心市街地に入り3ケ所の札所とさぬき市1ケ所を投稿予定です。




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