山登り人生VOL242岩登り10年振りの御船山
私34歳。奥様34歳、長女9歳、長男7歳、次男3歳
昭和58年度の山行は32回、49日と回数日数とも大きく増加した。
春の北ア硫黄尾根から槍ヶ岳、韓国ソラク山、
冬は富士山合宿には参加できなかったが、
念願の屋久島に行ったり岩登り沢登りを楽しみ
9月には10年振りの御船山や職場山友らと阿蘇に出掛けた。
No355御船山(トラバース∼FYKルート)
昭和58年9月15日
T君と私
朝から秋空のいい天気。囲碁大会は止めて山に行きたくなった。
T君に連絡すると二つ返事で御船山に行きたいとなった。
彼は8月にもトラバースルートを登っているので、
今日はトップでと意気込みを感じる。
私は10年振りで躊躇したが、T君の勢いに向かうことにした。
公園入口の受付帳には長崎大学山岳部の二人の名前がある。我々は本日2パーティー目だ。
彼らはルートを良く知らないと言うので、私達が先行した。
トップT君、ザイルは順調に延びる。
第1トラバースがこのルートのハイライトである。
昔と変わらないホールド・スタンスに安心しながら、
T君が居るテラスに辿り着く。
「早いですね。」と言われ、ホットする。
トラバースでは足が震えるところもあったが、
ラストなのでなんとかなった。
彼らも洞穴までやって来た。
FYKルートは、トラバースより難易度は少し落ちる。
特に何ともなく登った。
2時間程度で取付に戻った。
T君は明日夜から宮崎比叡に行くので、これで終了し帰宅した。
この時期のT君は会の中堅として比叡に大崩に鉾岳にと羽ばたいていた。
残念なことに指導層との意見の違いで長くせずK女史と共に退会した。
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