三県境の三国山994mに登りました。
九州には三県境の場所が三カ所あります。その中で山の頂が三県境なのはここ三国山だけです。福岡・大分・熊本県の境界にそびえる山です。
因みに一つは大分・宮崎・熊本の三県境は祖母山の西にある尾根上で北谷コース上にあります。一つは熊本・宮崎・鹿児島の三県境は国見山地の桑木津留川支流の川の中です。それでは三国山に登りましょう。
その前に、このことを知ったのは最近でどんな山か気になっていました。そんな折、熊本市内での所用ができこの機会に登ろうと思った次第です。熊本市内のホテルを朝7時に出発して植木町、山鹿温泉を抜けて県道9号線を北上します。
幅員狭く、落石注意の看板ばかりようやく峠に着きました。
No1506三県境の三国山 令和4年5月15日 単独
ホテル出発7:00⇒宿ケ峰尾峠登山口8:40→不動明王8:50→展望あり9:10→三国山頂9:20→山口越9:45→鬼の洞分岐10:05→同展望台10:10→山口越→三国山11:00→11:35登山口 歩行距離4.7km 累計登り標高485m
まう少し前触れをすると全国的に有名なのは甲武信ケ岳です。甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境だからこの山名が付いたとの説があります。深田久弥が日本百名山に選定した名山であります。2006年5月に登っています。・・・では、登りましょう。
宿ケ峰尾峠の登山口です。不動明王鳥居があり登山口の案内がありました。
峠の名前が面白いです。由来は何か調べたくなります。宿ケ峰尾峠。
鳥居を潜り長くせず神社境内に入ります。お堂の横には広い道が続いていました。ここまでは、車が入れるようです。不動明王様に登山の無事を祈願して進みました。登山道はお堂の右から続いています。
不動明王様に登山の無事を祈願して進みました。
登山道はお堂の右から続いています。自然林に包まれた道は気持ち良く、緩やかな傾斜が続きますがやがて急な登りとなります。
一旦ピークに立ちすぐ下りとなりました。樹々の間から山頂が確認できました。ロープ場があったりしましたが大した難所ではなくひと登りで山頂に立ちました。
登山口から40分程の登りでした。周囲の木々の背が高く展望は限られていましたが、南側は開けており特徴的な山容の八方ヶ岳が聳えていました。その右手には旧菊鹿町方面の展望が広がっています。
西に国見山まで縦走できますが今日は途中までとして鬼の洞を目指しました。進行方向も樹林に覆われていて急な坂を下りで山口越に着きました。
これから少しずつ高度を上げます。足下には白いギンリョウソウが目立ちます。
自然林の感じの良い道が続きますが植林が目立ち始めると、左に鬼の洞、右に国見山の案内が現れました。左の鬼の洞へ向かいます。
鬼の洞は断崖の上でした。崩壊した個所もあり「高齢者」「単独」では気を遣いました。展望は良く南に八方ヶ岳、西に一段高い国見山が聳えていました。
国見山へもと欲が出て来ましたがプラス2時間で止めました。山口越では老夫婦の登山者に遭います。YAMAP投稿されていました。再び三国山に戻って登山口に引き返しました。二度山頂に立ったのですが、YAMAPには1回の回数でした同じ日に何度立っても1回のカウントのようです。
約3時間で宿ケ峰尾峠に戻りました。綺麗な水場がありました。
山鹿方面から峠までは幅員狭くカーブ多く気を遣う県道でしたが、帰りのナビは大分県を示し楽な下りでした。鯛生金山方面に下り福岡八女市に進路を取り佐世保に向かいました。
ご拝読ありがとうございました。次はシリーズ「九州百名山}の投稿になります。こちらもよろしく見て下さいね。