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黒髪へんろ道を歩く

黒髪ヘンロ道のガイドブック

No1544モデル遍路天童岩

令和5年4月8日 56名                      
8:15定林寺8:50⇒9:00乳待坊9:35→12番雌岩泊り岩10:05→見返峠10:30→11:40天童岩12:00→12:30西光密寺13:10→カネコシダ群生地→太鼓岩不動尊13:40→カザハヤ峠19番石垣14:00→住吉城址跡15:10→15:40定林寺

2日黒髪山開きに続いて二週続けての黒髪山となりました。
昨年5月1日の黒髪ヘンロ道が開山しました。
2017年春、四国遍路1200kmを巡礼以来、この黒髪遍路の取組に協力しています。
モデル遍路として毎月第2土曜日に巡礼が行われています。
今回の10~20番札所は山間部ばかりで山登りスタッフとして要請があり参加しました。

最近は情報誌ライフサセボでの告知が功を制し佐世保からの参加も多くなっています。定員30名ですが、今回も50名を超える参加者でした。

参加者を前に挨拶する主催者代表吉島氏

乳待坊展望台から巡礼のスタートです。
ここには10番札所太師堂があります。

展望台入口の太師堂
周辺の岩峰群
雄岩を望む。下は10番太師堂。

歩き始めて直ぐ林道脇に11番砂岩洞です。13体の仏像が祀られています。
土台の岩質は玄武岩の上に砂岩が露出し、屋根部は安山岩が覆い黒髪火山の生い立ちを物語ります。

林道終点の登山口から登り始め脇道に入ると雌岩の基部に12番泊り岩です。

12番への案内石柱
脇道を進みます。
4体の石仏

昭和初期の「黒髪山新四国88か所」案内図には「泊まり岩」の呼称があり、夜通し読経する修験者の姿を空想できます。
登山道に戻り10分程で見返り峠です。
参加者には高齢者が多く、登山に慣れてない方でここでリタイヤの方もでました。見返峠に13番札所があります。

見返峠に到着

ここで天童岩に行く方を二班に、西光密寺直行を一班に組分けして再出発。各所で人数確認と大変です。平均年齢は70歳近くではないでしょうか。
14番雄岩雌岩展望岩には班毎に立ち寄ります。

天童岩班のリーダーとなり登ります。
弱い方も目立ち待時間が長くなります。
やはりクサリ場は心配でした。

一の鎖
二の鎖。バックが天童岩山頂
ミツバツツジが満開です。
一週間前の天童岩山頂
山頂からの三の鎖

天童岩は今日も賑わっていました。長居せず迂回路から西光密寺に下りました。全員合流して昼食。途中リタイヤした参加者も車で合流です。
西光密寺は本堂15番で太師堂16番です。般若心経を納経して次に進みます。

西光密寺本堂
太師堂で納経する参加者

天然記念物のカネコシダ群生地も案内して17番太鼓岩不動尊へ。

ここは展望が開け不動尊も遠くを睨んでいます。
昭和19年に断崖に彫り始め戦後23年に竣工しています。

17番太鼓岩不動尊からの展望

岩場からは遊歩道が整備され四国霊場が再現されています。

18番不動寺へ下って車道に出て19番石垣へ。
住吉城時代の籠城戦防塁の名残です。大きな常夜燈が門代わりです。

19番石垣前で説明を受ける。

20番への長い下りは脱落者が数名でます。
支援車で収容しながら住吉城址駐車場まで下ってきました。
途中、黒髪山系で一番の巨樹「シダジイ」を見ました。

シダジイ
住吉城址へ
20番えんま王堂

住吉城址駐車場まで下ってきました。

後は定林寺までの車道歩き。途中のシバサクラ、ネモフィラが綺麗でした。

シバサクラ
ネモフィラ
バックは歩いてきた黒髪山
88番結願寺院定林寺

集合場所の定林寺まで戻ってきました。
今回は白衣、菅傘に金剛杖の姿で参加しました。

私の影姿

本日のモデル遍路は約6時間行動と高齢者の参加者には、ちょっとしんどかったようです。
来月は13日有田町内の札所25~29番の巡礼が行われる予定です。

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