動き出した「黒髪へんろ道」佐賀県黒髪連山
山歩きと歴史・文化探訪を組み合わせた「黒髪へんろ道」八十八カ所巡りが動き出しています。登山誌「のぼろ」2021秋号Vol34に紹介されました。
2021年5月25日黒髪へんろ道運営協議会が発足し2022年3月1日を開山目標に動きだしました。
既にデモ遍路が10回開催され取り組みをPR。6月13日の第8回デモ遍路「大川内山ざんまい」に参加しました。新聞社、ケーブルテレビや登山誌「のぼろ」編集員の同行取材もありレポート記事が同誌に紹介されました。
当日は9時伊万里有田焼伝統産業会館に集合。藩窯公園~大五郎窯~日峯大明神~岩壁観音道~嶽神社∼副島勇七碑~関所跡∼無縁陶工墓碑などを廻りました。
先ずは藩窯公園。登り窯も復元されています。今も年一度の天皇家への献上品は、この窯で焼き上げているそうです。
黒髪山を守る連絡協議会の仲間の大五郎窯にも立ち寄りました。ガイドするY氏はまずは登山家ですが、小説家、郷土歴史家、作詞作曲家とも言える行動力あふれる人です。
大川内山の背後にはトンゴ岩、屏風岩、シヲ岩と岩峰群が圧巻し柱状節理が素晴らしく、日峯大明神があり岩壁観音道があります。
ここから岩壁観音道の観音様です。江戸時代から33観音巡りが行われていたと伝わります。流出した尊もあり現在15尊が屏風岩からシヲ岩の岩根に祀られています。
青螺大滝から嶽神社までやって来ました。
町並みに下りて来ました。鍋島藩名工の一人の副島勇七碑、大銀杏、旧関所跡や無縁陶工墓碑を訪ねデモ遍路は終わりました。
9回目のデモ遍路は「黒髪山大蛇退治の舞台巡り」10回目は「唐船城と松浦党の史跡巡り」が行われ、今後は黒髪へんろ道の区切り打ち形式で9回予定されています。
2022年の開山に向けてホームページ開設やガイド本の印刷など正念場を迎えそうです。コロナ禍が落ち着くことを祈るばかりです。
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