見出し画像

日本百名山の歩み㏌よっちゃん13座目屋久島宮之浦岳

4屋久島地図

屋久島の山には3度行き、宮之浦岳には2度立っています。Noは山行ナンバー、1969年9月23日からの通し番号です。

1回目No346宮之浦岳~永田岳~黒味岳

34歳での山でしたが、永田岳分岐手前でのビバークが強烈でした。シャクナゲだったか木の下でツエルトをかぶり雨をしのぎました。風も強くコンロの火が消えるほどでした。濡れた着衣を着替え、なんとか夜を過ごし翌朝の回復に心躍った山でした。

1983(昭和58)年5月 2名                       
4/30 鹿児島港⇒2,400円宮之浦港⇒白谷雲水峡→白谷山荘(素泊り800円)
5/01 出発→辻峠→ウィルソン株→高塚小屋→永田岳分岐直下(ビバーク)
5/02 出発→永田岳→宮之浦岳→翁岳→投石岳→黒味岳→花之江河→淀川小屋
5/03 出発→屋久杉ランド⇒安房⇒尾の間温泉⇒平内海中温泉
5/04 出発⇒宮之浦港⇒鹿児島港⇒紫尾山⇒佐世保

海中温泉も新鮮でした。近くの民家に泊まることとなり、夜入りました。温泉につかり押し寄せる波に感激したものです。

1983.5屋久島 (2)

1983.5屋久島 (3)

1983.5屋久島 (4)

1983.5屋久島 (5)

1983.5屋久島

2回目No750屋久島淀川小屋~宮之浦岳~小杉谷

2度目の屋久島は19年後53歳の冬でした。1度目下山時歩いた淀川登山口から屋久杉ランド間はタクシーで上がり初日に淀川小屋に入りました。小屋内にテントを張りました。南国とは言え冬山装備での縦走を楽しみましたが、新高塚小屋からの下り天気は崩れ山は荒れました。下山してからのトロッコ軌道歩きは長かったです。登りでのタクシー運転手(山岳指導員)さんと連絡をとり海中温泉に向かいました。2度目の海中温泉も最高でした。1度目と違い大勢のお客で賑わいました。ホテル客のようでした。

2002(平成14)年12月29日∼平成15年1月3日 2名
12/30 桜島SA(仮眠)⇒鹿児島港南埠頭ターミナル⇒宮之浦港⇒(タクシー9,400円)⇒淀川登山口14:25→15:10淀川小屋
12/31 出発→花之江→投石岩屋→遭難碑→栗生岳→宮之浦岳→焼野三叉路→平石→第一展望台→新高塚小屋
01/01 晴れ、風強し。小雪舞い、山は荒れている。
出発→高塚小屋→縄文杉→夫婦杉→ウィルソン株→大株林道入口→三代杉→小杉谷→荒川⇒(タクシー)⇒平内海中温泉
01/02 出発⇒(バス1,450円)⇒宮之浦港13:00⇒17:20鹿児島港⇒高千穂河原




3回目No965愛子岳・モッチョム岳(屋久島)  

日本百名山は宮之浦岳なのでここで紹介するのもおかしいが記述します。この2座は2002年版新九州百名山に挙げられたことから登った山です。名山に相応しい山でしたが、真夏の屋久島は厳しかったです

2010(平成22)年8月13∼16日 3名
8/14 桜島SA(仮眠)=鹿児島南埠頭P・高速船ターミナル~宮之浦港レンタカー=小瀬田=登山口→標高1,000m手前水場案内板→愛子岳→登山口=尾之間温泉(入浴)=千尋滝駐車場(幕営)
8/15 出発→万代杉→神山展望台979m→モッチョム岳→万代杉→登山口=湯泊温泉(入浴)=安房キャンプ場(幕営)
8/16 安房高速船乗場~種子島~鹿児島南埠頭
2月27日対馬有明山の1992年版九州百名山踏破に続き新九州百名山踏破!! 

22.8.14愛子岳 001 (19)

次はモッチョム岳からの展望

22.8.15モッチョム岳 (25)

 新九州百名山の書籍が発行されたのが2002年で、存在を知ったのが2008年初め。この時、既に60座を終えていた。それ以来、1992年版を登りながら新版にも挑戦し、2008年に9座、2009年26座を登り、2010年5座で完全踏破となった。今回100座目のモッチョム岳はフィナーレに相応しい山であったが、愛子岳を含めしんどい山であった。
 宮之浦港でレンタカーを借りて登山口に直行する。屋久島は世界遺産の指定で有名になり、愛子岳は内親王「愛子さま」にあやかり一躍クローズアップされた山である。帰りの船で確認できたが、山頂部がピラミッド型をした岩山で、ひかり輝いていた。
 小瀬田地区から右折して登山口に向かう。ネット情報で見慣れた三叉路の登山口に着く。熱中症での死亡者報道が連日続いているが、本日の登山はサウナ状態、湿度100%と思われるような中でのしんどい登山となった。屋久島らしい樹相のなか急登の連続である。
 コースの特徴として標高標識が100m間隔に、植生図表板が200m間隔に設置してあり、登山ペースが把握できる。標高900mを過ぎると斜度も緩みながら尾根の右斜面を辿る。向きも今までの南西から北北西に変わる。「水場」への案内を過ぎ、標高1,000mぐらいまで緩やかであったコースは再び急登となり、樹木も低木となり岩場が現れる。要所にはフィックスロープが張ってある。
岩場の急登は標高差で約200m、最後の頑張りである。雨予報だったが降られることはなかった。次第に岩だけになり、高度感も覚える頃、小広場の愛子岳山頂に到着した。

22.8.14愛子岳 001 (21)

 雲間から海岸線が見える。南西方向には宮之浦岳などの奥岳が見えるとあったが雲がかかり確認できなかった。(上写真)登り3時間半、下り2時間10分かかった。下りも根っこが縦横に張り巡らされ簡単ではない。
下りで疲れた。標高差1,100mの登山は久し振りである。尾之間温泉で汗を流し、Aコープで買出しして千尋滝展望台の駐車場へ移動した。

22.8.15モッチョム岳 (42)

 8月15日、新九州百名山の完結である。最後の山モッチョム岳へ。
昨夜は星空が綺麗であったが、何度かにわか雨が降り起こされた。完結の山も標高差がある。駐車場の標高が250m、神山展望台979mまで急登が続き、一旦840mぐらいまで下降して100m程の登りで山頂だ。昨日程でもないがしごかれた。
 出発時、いつ雨が降ってもおかしくない天気であった。この山も急登の連続。3箇所の沢の横切りが喉を潤してくれる。万代杉、樹齢3000年で縄文杉と比べると見劣りする。

22.8.15モッチョム岳 (10)編集

 次のモッチョム太郎は、確認できなかった。再び急登となり、このコースで一番高い神山展望台に着いた。案内板もなく、登りでは雲の中で帰りに展望台だと確認した。正面にモッチョム岳が見えてきた。道は険しくなるし、両側が一枚岩で落ちているようだ。アップダウンを繰り返してフィナーレに向う。突然に頂上岩の真下に飛び出してロープを頼りに昇り上がると山頂である。雲も取れ九州百名山踏破を祝ってくれた。

22.8.15モッチョム岳

2020年1月4回目として太忠岳を予定していたがコロナ禍で延期となったままだ。太忠岳に登ると「九州百名山」「新九州百名山」「九州百名山地図帳」に記載された山を全て踏破することになるのだが、計画のめどはない。

次は14座目八が岳です。

いいなと思ったら応援しよう!