山登り人生vol139根子岳山口谷デルタ2尾根
29歳。長女4歳、長男3歳。
昭和53年度、20代最後の年です。
年間24回45日の山登りで
ここまで多良山系、黒髪山系等の山行を投稿してきました。
これ以外の山行を振り返ってみます。
阿蘇根子岳山口谷は9月に続いて二度目、デルタ2尾根に取り付きました。
一度目は昨日16日投稿しました。
No255阿蘇根子岳山口谷デルタ2尾根
昭和53年12月2∼3日
Kと私
2日佐世保16:00⇒21:30鍋の平
3日BC7:30→第2堰堤8:00→F2・8:50→稜露岩5m9:10→デルタ2コル9:30→
アンザイレン10:50→(スタッカット登攀)→デルターピーク下11:05→
ピーク下を通過→デルタ尾根P111:30→天狗岩直下12:30→13:00天狗岩
13:30→西峰直下14:45→日の尾峠15:10→15:40BC⇒16:50戸下温泉
18:10⇒22:00佐世保
K君の報告より
2日予報では明日は曇り一時雨。しかしそれらしき兆候はない。
キャンプ場の外は冷たく吐く息は白く、大地は凍っているようだ。
予想とおり他のパーティーはいない。
物好きは我々二人だけである。
F(私)さんの愛妻弁当おかずを肴に寝酒で入山を祝う。
3日テント内は白く凍り、ランプで照らすと綺麗だ。
予報は外れ真っ青に晴れ、
キャンプ場から眺める根子岳は登高意欲を掻き立てる。
7時30分出発、8時第2堰堤着。ピークが眼前に迫る。
8時40分F2到着。ここまでは9月に偵察済である。
さてここからは「山のひびき」によると急斜面の藪漕ぎである。
実際大変なところである。
9時30分コルに着く。
これよりガリーを左にトラバースすること10m、
泥壁がハングしている中に木が繁っている。
ここを木登りのように登る。
腕力をかなり消耗する。
10時50分、馬の背に着く。
正面にはCガリーの大滝が稜線直下まである。実に壮観である。
11時5分、やっと天狗岩の基部まで来る。
頂上まで登り昼食後西峰向けに縦走する。
14時45分西峰直下を通過し、一路日の尾峠に向かう。
15時40分BC着。
他のパーティーから戸下温泉を紹介してもらい立ち寄ることにした。
部屋代2,000円に驚いて冷たい板の間の食堂に移動する。
400円のビールと300円のカレーを食べ200円で温泉に入り帰路に着く。
翌年9月にも鍋の平キャンプ場を訪ね山口谷を目指しますが、
記憶に残るハプニングな山行となります。