山登り人生vol190千々石川支流遡行
私32歳。奥様32歳、長女7歳、長男5歳、次男1歳
昭和56年度は8年振りの職場異動からスタートし、
子どもの入院、奥様の再就職・運転免許取得など多忙な日々でしたが、
山への回数は25回・47日と増えだしました
近場での沢遊びや岩登りが続きます。
No309雲仙山系九千部岳上峰川遡行
昭和56年9月15日
Y、I、K、T女史と私
このブロク投稿にあたり最近、この沢の記録がないかネットで調べた。
ヤマップ投稿記録がフィットした。
2019年3月27日「あきひさ」氏の投稿でした。
遡行した場所は同じだが、記憶は蘇らない。
写真を見ても私の山日記とイメージは一致しない。
38年も経てば沢も変わるだろう。
恐縮ですが、ここかなと思われる写真を添付させていただきました。
佐世保7:20⇒9:20千々石9:40→上峰川取付10:15→第1大滝10:30→
10:45第2大滝(仙落ノ滝)12:00→滝上昼食12:20→へつり2回→第3大滝→
核心部終了14:00→田代原15:20→車戻り16:20⇒17:00小浜(入浴)18:00⇒20:00佐世保
先月左俣ルンゼで会った
長崎南部労山の石田氏より教えていただき早速出向いた。
千々石橘神社の直ぐ先で左折し、田代原への道に入る。
取付までにかなり迷った。
車道が養鶏場で終わり右手の小さな道を沢に下った。
流れが全くなく期待外れとがっかりする。
大石を越えながら進むと直ぐ大きな滝が現れた。
水が流れた形跡が全くない。
右側中段まで登りアンザイレンし
残置ハーケン1本を利用して中央寄りに登る。
階段状の気持ちいい滝登りである。
次の滝も早く現れた。
仙落ノ滝と標柱が立っていた。
ここも枯れ滝であった。
半分干し上がった釜が腐った水を貯めていた。
中央より右上する凹角10mからフェイス7mとルートは延びている。
易しそうだったが、
最初からつまづき残置ハーケンに重ね打ちしテープでアブミを作り、
この凹角を抜けた。
凹角からフェイスへ。
ハーケン・ボルトが連打してあるが移り際が宙に浮き、
ハーケンも耳まで入っておらず緊張の岩登りだった。
後続も苦闘し最後の二人は左岸を高巻きした。
この沢は岩登りかと進むと、突然、グリーン色に透き通ったトロが現れた。右岸をヘツったが、途中からは水に入らねばならず息子が縮みあがった。
次の釜はスカイブルーの水を貯え、なんとも言えない美しさだった。
再び水は無くなり大石を飛びながら進むと、最後の大滝が現れた。
三段の滝でいずれも20~30mはある垂直の滝だった。
落水があれば迫力のある滝だろう。
左岸を巻き上がった。この沢は不思議で栓を抜いたように水が消える。
この先の斜滝も枯れている。
釜も鍋のように底を見せている。
底まで下りて滝を登る。
梅雨時期はどんな感じかと思い上ると核心部は終わった。
初めての沢なので最後まで詰めたが
単調で面白くもなく、
キャンプ場が近くなると汚れも目立ち車道に逃げて終了となりました。
小浜温泉で汗を流し帰路につきました。
仙落ノ滝もネットでフィットしました。
私達が登った枯れた仙落ノ滝が珍しかったのかもしれません。
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