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山登り人生VOL243職場山岳部山友と阿蘇岩登り
私34歳。奥様34歳、長女9歳、長男7歳、次男3歳
昭和58年度の山行は32回、49日と回数日数とも大きく増加した。
春の北ア硫黄尾根から槍ヶ岳、韓国ソラク山、
冬は富士山合宿には参加できなかった。
念願の屋久島に行ったり岩登り沢登りを楽しみ
職場山岳部の山友らと阿蘇に出掛けた。
帰った翌日は次男幼稚園の運動会と慌しく、
市中でも10月1日の米原子力船空母カールビンソン入港で荒れていた。
No356阿蘇高岳北尾根∼根子岳
昭和58年9月22∼24日
職場の山友M、O、Hと同じ会のKに私
22日三川内22:00⇒
23日1:45仙酔峡7:15→関門8:00→8:20赤ガレ谷本谷F2(トレーニング)11:10
→第一キレット11:30→赤壁→鷲ヶ峰13:30(北尾根縦走)→高岳東峰15:30→
仙酔尾根→16:40仙酔峡17:30⇒根子岳キャンプ場18:15水場探しに苦労
24日出発7:15→ヤカタガウド水場7:50→稜線9:00→天狗岩9:50→稜線
11:15→12:30テント場13:30⇒14:30栃の木温泉15:30⇒20:00佐世保
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所属していないが職場山岳部の山友から阿蘇に連れて行ってくれと頼まれ
K君と二人で案内することになった。
北尾根縦走は4年振り7回目だった。
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岩場は初めての人もおり、赤ガレ本谷F2で基本的なことを練習する。
懸垂下降まで練習しG1から第1キレットに登りジャンダルムに立つ。
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鷲ヶ峰を正面に赤壁から西稜の肩、鷲ヶ峰山頂へ。
下界の眺望は彼らを満足させた。
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第2キレットへの懸垂は、落石が頻発する程ボロボロだった。
以前より悪くなっている。
同期のM君は一気に慎重になる。
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北尾根は私とK君がトップでコンティニュアンスで東峰に向かう。
仙酔尾根下りは間違え易いが多すぎるペンキに誘導され下山する。
明日の根子岳登山のためキャンプ場に移動する。
ここに来ると4年前の雨の日の尾峠越えを思い出す。
水場はテント場近くと思ったが近くにはなかった。
宮地方面に戻ったり、案内板にあった川に下ったりしたが見つからない。
山の中に入って水場を発見しほっとする。
24日根子岳へ
天狗岩から西峰に縦走しようと出発する。
正面登山口のヤカタガウドから登る。
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稜線に出てトラバース。
M君は「こんなところを行くの。」と躊躇する。
天狗にも行けないし西峰には行けないと言うとその気になった。
ザイルで確保し通過する。
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天狗岳に着いた頃には天気も回復し、
昨日の北尾根や高森方面が良く見える。
いよいよ西峰への縦走である。
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「この先、絶望的ですね。」とH氏。
「そうですが」と先に進むと、ルートが消失している。
大きな空間が広がり、ヤカタガウドのガレ場が見える。
懸垂下降点一帯が崩壊しているのだ。
下の状況もはっきりせず、今日のメンバーでは無理と引き返す。
彼らは十二分に満足したようだった。
ルートがこのように変貌するとは初めての経験だった。
3年振り5回目の西峰への縦走は出来なかった。
いつものメンバーと違う今回の山行、また楽しかった。