日本百名山㏌よっちゃん27座目大台ケ原山、28座目大峰山
奈良県南部に南北に走る大きな山脈が二つあります。
三重県との県境の台高山脈とその西の大峰山脈です。
今回は二つの山脈の日本百名山を登った記録です。
27座目大台ケ原山
『・・・大台ケ原は大平(おおだいら)と呼ばれていた。それが大平原となり大台ケ原と変わった。それにさらにご丁寧に「山」をつけて、現在では大台ケ原山と呼ばれている。昔の人が端的に大平と名付けた通り山上は広い高原で、樹木が繁茂しているのは雨量の多いせいである。この高地から流れ出る大杉谷や東の川が渓谷美をなしているのも、激しい浸蝕を促す雨量のせいかもしれない・・・』新潮文庫 深田久弥著「日本百名山」大台ケ原山、中頃の引用文です。
42歳時、山友3人で登りました。まずは大台ケ原山から
1991(平成3)年8月9~13日 8/09 佐世保20:00⇒
8/10 駐車場10:00→日出ケ岳10:30→堂倉小屋13:00→13:25七ツ釜谷小屋
8/11 出発6:00→堂倉小屋7:10→日出ケ岳10:30→11:05大台ケ原駐車場12:55⇒15:30大峰山麓
8/12 大峰山(山上ケ岳)登山
8/13 奈良東大寺・法隆寺見学⇒22:00佐世保
予定より早く大台ケ原駐車場に到着しました。10日、大台ケ原は全国屈指の多雨地帯ですが、まずは天気に恵まれて出発です。澄み切った空気、青々とした高原の遊歩道を歩き日出ケ岳山頂へ。標高1,695mとあまり高くない山ですが、周囲の展望は最高でした。
山頂からは大杉谷に下るのみ。シャクナゲの群生林が続き堂倉小屋を過ぎ、日出ケ岳の原生林から流れ落ちる水が急斜面の滝や絶壁を作り、豪壮な景観を見せています。(堂倉滝)
長い長い下りが続き、ようやく七ツ釜谷小屋に到着。右膝も心配でガクガクになりながらの到着でした。予定では桃の木小屋まででしたが、寝不足もありここ東屋で泊まることになりました。
11日、昨日のコースを引き返します。今日は登り返すのみです。七ツ釜滝、隠滝、与八郎滝、堂倉滝を楽しみながら渓谷を後に登りが始まります。正月以来の本格的な山登りで足はガクガク。日出ケ岳手前で大粒の雨となりました。下からではなくて良かった。濡れた衣服を着替え大峰山麓の洞川温泉に移動し終点手前の河原にテントを張りました。洞川温泉は修験場の宿坊で、独特のムードが漂っていました。
もう一座ありますね。見難い地図など読んで下さり感謝です。
28座目大峰山(山上ケ岳)
No526 1991(平成3)年8月9~13日 3名
8/09 佐世保⇒
8/10 大台ケ原山(日出ケ岳)から大杉谷へ
8/11 大杉谷から引き返し⇒15:30大峰山麓
8/12 出発6:20→レンゲ辻7:55→大峰山山上ケ岳(女人禁制)8:55→11:20テント
8/13 出発7:00⇒奈良東大寺10:15⇒法隆寺12:35⇒22:00佐世保
12日、女人禁制の大峰山。正面からのコースは結界門があり、山口さんが身体が動かないと言います。やはり妖気が漂っているのか。川瀬谷側のレンゲ峠に転進しました。ここから登る人は少なく登山道は荒れています。急な登りが終わると、ここにも結界門がありました。どうすると彼女に投げかけ待っていただくことになりました。彼女一人残し後髪を引かれながら登ります。
山上ケ岳山頂に立ち本堂に下ってお参りしました。ここまで来て彼女を残しているので早々に下りました。
テントに戻り、近くの洞川温泉で三日振りに汗を流します。今夜も昨夜の河原に泊まることにしました。
翌13日、大峰山麓を後にし東大寺や法隆寺を参拝して帰路に着きました。
次回は、翌年夏に踏破した29座目雨飾山を投稿予定です。
最後まで読んで頂き感謝です。ありがとうございました。