1992年版九州百名山inよっちゃん27座目万年山、28座目八方ケ岳、29座目由布岳
「一尺八寸山」「月出山岳」「万年山」。これなんと読みますか?
全国難読山名のランキング10位までに大分県内の山が3座があります。 1位「一尺八寸山」「みおうやま」と読みます。中津市・日田市境の山です。4位に月出山岳「かんとうだけ」(日田市)そして10位が27座目の「万年山」(玖珠町)です。「はねやま」と読みます。
今回投稿の山はいずれも28~29歳での初登です。万年山と八方が岳には2回しか登っていません。一方、由布岳は9回も登っている山です。由布岳の魅力の一つは麓の温泉です。それでは万年山から。Noは山行ナンバーで1969年9月23日からの通し番号です。
27座目万年山
全国難読山名のランキング10位の山です。大分県中西部、玖珠盆地の南にある山です。溶岩台地のこの山は、玖珠町のシンボルになっています。山開きはミヤマキリシマ開花時期に合わせ5月下旬に開催されています。3回目行きたくなりました「花ばたけ」。
1回目No210万年山 1977(昭和52)年6月5日 37名 45年前、詳しい記録や写真は残っていませんが恵良駅から吉部台牧場に登って山頂に立ち豊後森までのハード山行だったと思います。
2回目No1455ミヤマキリシマ万年山 2021(令和3)年5月18日 4名
万年山西端のハナグリ登山口から→西万年→万年山→吉部台登山口→花ばたけ(ミヤマキリシマ群生地)→ハナグリ登山口と歩きました。
今月15日九州北部の梅雨入りと発表され、天気予報は雨マークの連続となっています。そんな中、44年振りにミヤマキリシマを求めてやって来ました。
メイン登山口の吉部台へは道路崩壊で通行止め、ハナグリからどうぞとHPで案内されていました。地理不案内ですが随所に道案内があり、迷うことなく到着しました。
登山口が近づくにつれてガスが覆って、行動を始めると小さな雨が降り出します。上着雨具を着用しました。
30分程急登が続きますが、後は山頂までなだらかな山路でした。ベニドウダンやミヤマキリシマの花が迎えてくれます。
山頂はガスの中、雨はもう止みましたが雨具は着たままです。阿蘇、九重、英彦山の展望が拡がっている筈ですが視界なし。早々に下山し花ばたけに向かいます。
吉部台側からコンクリート道を西側に進み花ばたけの案内で山路に入り間もなく群生地に到着しました。中に入り散策します。
フォローしているヤマッパーさんから声を掛けられます。2年前の大船山頂以来の再会でした。
平日、天気もあまり良くないのに数パーティーの登山者と出会いました。今が盛りと良く知っている人達でしょう。アカマツもミヤマキリシマを引き立てています。
この「花ばたけ」にはまた行きたくなりました。
28座目八方ケ岳
山鹿市と菊池市の境界に聳える山です。福岡県・大分県・熊本県の三県境にも近い位置です。1回目は菊池市上虎口登山口から、2回目が山鹿市矢谷渓谷から登っています。山頂近くの岩場はロッククライミングでも知られています。
1回目No228八方ケ岳 昭和52年11月12~13日 4名
2回目No1067八方ケ岳(一般募集) 平成26年9月28日 14名
佐世保駅⇒南関IC⇒矢谷渓谷公園→峠→八方ケ岳→峠→登山口⇒鹿本温泉 37年前にM顧問や既に退会しているHさん、I女史と登って以来の八方ケ岳です。今回と違って南側の上虎口から登っていますが、山頂に立ってもその記憶はなく展望抜群とのみ記しております。今日も最高の眺めでした。
直ぐ西側には酒呑童子がはっきり見え、その奥の涌蓋山から九重連山、阿蘇の五岳、外輪山は少し霞んでいますが確認できます。手前の鞍岳ははっきりと名前由来の鞍の姿を見せています。北側に少し移動すると御前岳から釈迦岳、渡神岳のスカイラインがはっきりしていました。西側の熊本市内の山や見えるはずの雲仙岳は、霞のせいか確認できませんでした。
一般参加は3名と少なく市内からは1名のみで、他は平戸・生月から各1名でした。
矢谷渓谷公園キャンプ場からのコースは、黒髪山系を思わせる様相です。路も沢筋も常緑広葉樹、そして岩場も口から出るのは黒髪と同じだねでした。秋空の快晴で気温もかなり上がっていますが、木陰に入るとひんやりとして秋を感じます。
麓の景観もすごく良く区画整理された水田には稲刈りを待つ稲穂の波に彼岸花の赤い縁取りがなんとも言えません。
27座目由布岳
眺めて良し。登って良し。下って温泉良しの素晴らしい山です。
『大分県中央部に位置し、豊後富士の名で親しまれている。古くから神に山として多くの伝説や物語を秘め、「豊後風土記」や「万葉集」などにも登場する名峰だ。』と1992年版には紹介されています。湯布院の背後に聳え、双耳峰は遠くからでも直ぐわかる山です。
最初に訪ねたのが九州横断の山旅でスタートの山です。湯布院駅からスタートし西登山口コースから山頂に立ちました。当時マラソンランナーで有名になっていた宗兄弟に水筒の水を提供した記憶が蘇ります。
1回目No241九州横断の山旅(由布岳~倉木岳~城が岳~)昭和53年4月28日∼5月4日 単独
4/29 豊後中村⇒汽車⇒湯布院→岳本(西登山口)→水場→合野越→由布岳東峰→西峰→合野越(宗兄弟に水提供)→正面登山口→林道峠→倉木山→コル(完全にバテる)(水を求めてルート変更)→17:00テント場
「バテてしまい水が不足した。水筒一本はあったが、食事のとき多量の水を要求する。城ガ岳を登り湯平温泉でビールとの希望は欲張りな計画であった。倉木山の登りで完全にバテてしまった。」と簡単なメモのみです。 由布岳、倉木山の後は、城ガ岳、崩平山、黒岩山、猟師山、一目山、涌蓋山、酒呑童子、渡神山、釈迦岳、御前岳登山とバス、ヒッチハイク移動での九州横断の山旅を楽しみました。
2回目No367石鎚山~由布岳 昭和58年12月30日~1月2日 4名
2回目は石鎚山登山の後、帰路の途中で登りました。
道後温泉で汗を流し八幡浜の最終フェリーに乗船し九州別府に向い正面登山口で車中泊しての登山でした。2日由布岳に登りお鉢巡りをしました。結構、楽しいルートでした。
3回目No465伽藍岳∼由布岳(九州58座) 昭和63年6月18∼19日 9名
この年、所属山岳会では九州内の標高1,000m以上の58座を目指す取り組みがあり出かけました。
19日全員で伽藍岳へ。この後3組に別れて私はY氏と一緒に由布岳へ。
東登山口→由布岳東峰→西峰→正面登山口(全員合流)⇒湯布院
4回目No482由布岳 昭和63年11月23日 職場3名
東登山口→由布岳東峰→東登山口⇒塚原温泉
午前中で山登りを終えたので雨に遭わずに済みました。山頂北側には残雪があって寒い一日でした。二度温泉に入ります。天瀬温泉の露天風呂、今まで見逃していたが無料でいいところでした。
5回目No576由布岳 平成5年12月31日~1月1日 2名 12/31 正面登山口で幕営
01/01 出発→由布岳東峰→登山口⇒湯布院温泉⇒佐世保
昨日、新雪が積もったようで冬山らしい装いとなりますが、あいにく初日は拝むことができません。山頂一帯の雲が最後までとれません。昼からは回復し3月の陽気となりました。
6回目No612職場バスハイク(由布岳東峰) 平成7年10月15日 35名 職場互助会が主催するバスハイキングに参加しました。
7回目No970由布岳バスハイク 平成22年11月7日 27名 正面登山口→合野越→西峰→お鉢巡り→東峰→正面登山口=ゆふいん七色の風
いつ以来であろうか。かなり久し振りのバスハイキングです。
満席状態で実施できました。予定どおり事故もなく無事終了しました。
8回目No1119由布岳お鉢巡り 平成28年11月6日 5名
正面登山口→マタエ→西峰→お鉢巡り→東峰→マタエ→正面登山口
6年前の一般募集は同じコースで紅葉に感激しましたが、今回は今一つでした。女性群を心配しましたが西峰への岩場もお鉢周りの岩場も大きな支障はなく通過でき満足いただいたようです。
9回目No1329由布岳お鉢巡りと飯盛ケ城 令和元年10月9~10日 5名
10日 正面登山口→合野越→西峰→お鉢巡り→東峰→マタエ→合野越→飯盛ケ城→登山口⇒温泉
毎日サンデーのM女史も私同様に日々のウォーキングには拘りがあるようです。平日、誘う仲間が増えて心強い。4日前に宝満山にご一緒して続けての平日登山です。晴天に恵まれたが風強く、西峰山頂では寒い位でした。
由布岳も9回目で3年振りです。お鉢を廻り出すと風は収まります。変化のあるお鉢巡りは初めてのメンバーには満足だったようです。東峰に到着すると外国人が多くWカップラクビー客かなと思いました。360度の展望を堪能して下ります。
初めての飯盛ケ城に立ち寄ることにしました。合野越からメインコースを外れ、ひと登りで山頂到着です。
最高の展望台で由布岳が迫って来るし、山野草もチラホラ見られました。登山口に向け一気に下る斜面は気持ちが良く、秋を満喫しました。
次回は由布岳と同じ「九州横断の山旅」で登った30座目倉木岳、31座目涌蓋山を投稿予定です。