1,115㎞一人歩き四国遍路の旅42日目(完)
2017年5月21日(晴れ)高野山詣り
徳島から和歌山に渡り高野山へ。奥の院の弘法大師に報告、金剛峯寺で最後の納経をいただき帰路に着きました。深夜2時55分からの船旅、移動に高野山での参拝、大阪難波に出ての深夜バスでの43日目の帰省とかなりハードな最後の行程でした。
四国徳島から和歌山へ
深夜2時55分徳島港出航までの南海フェリーターミナルビルでの待ち時間はしんどい時間でした。2時間15分で和歌山港到着。
5時45分和歌山港駅から電車に乗り南海電鉄和歌山港線・JR和歌山線の橋本駅で南海高野線に乗り換え、極楽橋駅で更にケーブルカーに乗り換え、最後はバスで奥の院入り口で下車9時7分。ゆっくり休めない移動でした。
奥の院、弘法大師へ報告
高野山は、およそ1200年前に弘法大師によって開かれた真言密教の修行道場です。標高およそ900m。山の上の盆地に、檀上伽藍と称する聖地があります。
奥の院には太閤秀吉から太平洋戦争の英霊まで、20万基を超えるあらゆる時代の、あらゆる階層の人々のお墓が立ちならんでいます。
すでに1,115㎞歩いた足裏は象足のように固くなり、高野山の散策も最後の試練でした。
最後に金剛峯寺へ。そして帰路。
奥の院から引き返して総本山の金剛峯寺へ。国宝多宝塔、根本大塔、金堂、霊宝館など見所たくさんでしたが、5時間ほどの滞在時間も見物より休憩時間が多かったようです。14時高野山を後にし大阪難波に向かいました。
昭和46年10月、22歳の時、和歌山国体山岳競技でこの地は一度訪れています。その記憶は全くなく、思い出すこともない新鮮な高野山でしたが疲れていました。
難波の街でも5時間も余裕はありましたが身体に余裕なく、どこを見学するでもなく時間を過ごし20時45分の深夜バスで福岡に向かい帰路につきました。翌朝7時半、博多駅に帰着。
高速バスで佐世保に戻り43日目昼に帰宅しました。
翌朝、「ご飯ですよ。」と呼びかけられた時、日常に戻り感謝の気持ちが一度にわいてきました。
5月15日から日毎に投稿してきた四国遍路の旅を終わります。