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1976年ヨーロッパ山旅㏌よっちゃんシャモニ生活

No196ヨーロッパ山旅 昭和51年7月15日~8月19日 3名

7月19日大阪空港から出国して3日目、いよいよシャモニでの生活が始まります。ここロジェールキャンプ場での生活が8月3日まで続きます。

キャンプ場

テント生活

キャンプ場 (2)

7月19日(月)晴れ夕方より雨
6時起床。朝食はパン、ゆで卵、ミルク、ジュース。
今日の予定は、フランス山岳会入会や山岳保険加入と個人装備や食料の購入が主なことです。昨日の入村は幹線道路を歩き随分と遠回りしました。

18BC付近

今日はキャンプ場横を流れるアルヴュー川に沿ってシャモニの街に行きます。左岸沿いに下り、メールド・グラス氷河方面より真っ直ぐ流れて来る支流を渡りテニスコート横を通って15分程で街に着きます。川の流れは氷河からのせいで白濁し水量が豊富です。

19シャモニ2日目

まずはシャモニ・モンブラン駅前のフランス山岳会事務所に出向きます。受付のクルージュ嬢とのジェスチャー交えての会話でどうにか入会と保険加入を済ませました。

19フランス山岳会 (2)

フランス山岳会申込書

フランス山岳会会員書

山岳保険加入

シャモニは小さな街で二日間もブラつけば何がどこにあるか分かりました。昨日食事したレストランの筋向いがシャムスポーツ店です。これを左に曲がって中央通りを5∼60mも進むと右側にスネルスポーツ店がありました。いずれも日本人従業員がおり私達のような登山者には良い情報源となります。アドバイスもあり大いに助かりました。

街略図

20シャモニ

シャムスポーツ店には登山届を出すことになっており、遭難時の事後処理や山岳保険の請求等いろいろやってくれます。共同装備や個人装備を購入しました。登山靴は日本の3分の2程度17,000円で購入できました。

スネルスポーツ


11時30分昼食。1人15FF1,100円、日本と比べ贅沢ですがビール-ワインを含めてで格安な昼食でした。外食となるとこれ位の予算が必要なようです。後は食料買出しだけでのんびりと時間を過ごしました。郵便局前の花壇で寝そべったり、餞別を頂いた方への絵葉書を書いたりします。1枚100円で日本に出すことができました。

19シャモニ郵便局


駅前の山岳博物館に行きますが15時開館で引き返して再びレストランに入りハガキ書きで時間を潰します。いい加減疲れてストアで食料の買出しです。缶詰類はレッテルで中身が判別できるものもありますが、大半は試し買いが多かった。日本人も多いので食料品の情報もあり助かります。お米があるのには驚きました。私達の味覚に合うものは安価な米の方でした。パンを購入するのにはちょっと困った。フランスパンは良いのですが行動用のパンは、とりあえず黒パンを購入しました。モンブランはいつも街を見下ろしています。

20シャモニ町よりモンブラン

ミディー針峰も良く見えます。

22テニス場よりミディ


16時頃テントに戻ると雨が降り出します。18時頃夕食の準備、玄米を炊くのに時間がかかり閉口しました。それにジャガイモを蒸かして食べます。もう日本食が良いと言うメンバーも出てきます。先が思いやられました。
ミルク1.9F ボンベ3.35F ジュース4.70F ジャム3.70F マヨネーズ4.20F
山岳会SOS900F 222F ピッケル148F 昼食58.5F

キャンプ場 (3)

次回は、7月20日ガイヤン岩場での身体慣らしのトレーニンングです。事故を起こし予定が大きく変わります。

20ガイカンの岩場




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