山登り人生vol27青螺山西壁で岩登り
22歳、地元山岳会に入会して2年目。
貪欲にいろんな山に出掛け、岩場にも興味を示していました。
北アルプス穂高での春山合宿を終え、
ホームグラウドの山に向かいました。
青螺山肩のこの壁、西壁と記録しているが定着した呼称ではない。
岩登りするものもいないし、これまで2度しか登っていない。
No47黒髪山系青螺山西壁
昭和46年5月9日 2名
7日北アルプスでの春山合宿報告でT先生宅を訪ね盛り上がった。
この時、青螺山の壁の話となった。
何度か覗いていたので、早速、Sを誘い出掛けることにした。
家ではまた山なのと親の機嫌は悪い。
Sもそうだったようで、普段着で家を出たようだ。
龍門→見返峠→青螺御前→青螺山頂→西壁。
この壁は稜線縦走路から切れ落ちている。
幅50m、高さも50m程だ。
稜線より見ると切り立っているが、下部に行くとそうでもなくフリーでかなり登れる。
ルートによっては手に負えない。
右側の壁で練習する。
1本ハーケンを打ち込む。
短いピッチを何度か登り懸垂下降で下る。
この左は難しくなるので、上部の木にザイルを通し今で言うトップロープをセットして登った。
足が震える箇所もあった。
遊び疲れて下ることにした。
この壁がら直に下るが滝場になっているようで、引上げ稜線に戻った。
16時、思った以上に時間がかかっていた。
春山合宿でソバ中毒になったK女史を見舞いに行くことにした。
2回目は11年後とこの岩場での岩登りは定着しなかった。
No327青螺山西壁 昭和57年6月6日 5名
タイトル写真は2022年8月 龍門ダムからの青螺山です。