見出し画像

【IBD就活】最近気になったM&Aは?の答え方!#26卒 #面接 #投資銀行

こんにちは!次の春から日経投資銀行勤務予定の、三郎です。
今回は、私が就活において、IBDやFASの面接で苦労した、「最近気になったM&Aは?/最近気になった経済ニュースは?」に対する答えの作り方を解説します。

面接官にもよりますが、基本的には、この質問はネガティブチェックの意味合いが強いと私は考えています。

ただし、これは他の話(経歴・ガクチカ・志望理由)が優れている人の話です。そもそも他の部分で負けていた私のような就活生にとっては、この質問が、「自分は投資銀行に向いています!」とアピールする、絶好のチャンスでした。

本来なら、全てを少しでも多くの就活生の方に読んでいただきたいのですが、身バレ防止のため、今回は、後半の、私の具体例だけ、有料とさせていただきます。

はじめに

繰り返しになりますが、「最近気になったMAは?」という質問は、ネガティブチェックだと思っています。

なぜなら、面接官の意図としては、
経済・金融(=投資銀行業界)に関心があり、敏感であるか
をチェックしたいのであって、プロレベルの、鋭い洞察と深い分析を求めているわけではないからです。

つまり、

・最近の投資銀行関連ニュースに敏感である
・そのニュースに対して自分なりの意見を持っている。
・ロジカルに話すことができる。(全質問共通)

これらを証明することができれば、基本的にこの質問で落とされることは無いと言えます。

しかし私は、前述の通り、この質問をチャンスととらえました。
面接官が驚くほどの知識・分析を用意し、それをいやらしくなく、これ見よがしに披露するのではなく、ただ興味のあるものに対して、淡々と自分の意見をロジカルに述べることで、かなりの評価アップにつながったのです。

①M&Aニュースのソース

まず、面接で話すような経済ニュースを、どこで探すのか。
これは私は2つのソースから情報を得ていました。

M&A Onlineと、日本経済新聞です。

M&A Onlineとは、一部上場M&A仲介企業の、(株)ストライクが運営する、M&Aニュース専門のサイトです。運営会社である(株)ストライクは、主に中小企業向けの仲介をされている企業ですが、無料のM&A情報検索サービスでは国内最多の収録数となる「M&Aデータベース」や「TOBプレミアム」、2007年よりサービスを提供している「大量保有報告書データベース」などにも力を入れています。サイトではM&Aについて、公表されている範囲で、買収額や買収目的など、かなり見やすくまとめてあります。無料なので、就活生の皆さんも是非登録してみてください。

日経新聞は、言うまでもありませんが、投資銀行業界を目指している就活生の、ほとんどと言っていいレベルでみんなが読んでいる新聞です。絶対に平日の朝刊だけでも毎日読むことをお勧めします。
私はiPadで電子版の朝刊を毎日購読しています。

もし、金銭的に余裕が無いから読めない、という方がいたら、楽天証券の口座開設をお勧めします。なんと、楽天証券の口座保有者全員が、専用の日経テレコムを読むことができます。そこでは、日経新聞の朝刊・夕刊だけでなく、過去の記事まで読むことができるので、非常にお勧めです。

ただし、少し日経テレコムの開き方が分かりにくいかもしれないので、今度おすすめ証券口座とその使い方についての記事も上げさせていただこうと思います。

また、私が投資銀行の就活において前提知識として持っていてよかったと思う本も紹介させていただきます。特に非経済学系の方には、1度は読んでから望んでいただきたいです。用語や、指標の意味・見方などがざっくり分かるようになります!

それぞれ、金融知識、バリュエーション、会計の基礎を網羅しています。この3冊さえマスターしたら、IBD就活において、基礎知識で心配することはほとんどありません!あとは新聞を読みましょう!!

前置きが長くなりましたが、基本的には日経新聞を読む中で経済ニュースの知識を蓄えつつ、M&A OnlineでとにかくM&Aニュースを物色するのが、おそらくスタンダードな探し方です。

具体例

まず、どんな回答が求められているか、理想的な具体例を見ていきます。

ポイントは、「投資銀行マン」としての観点から、どのような点が気になったのかを述べることです。

ここから先は

2,991字

¥ 1,900

期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?