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2021年 京大入試 英語大問2 第18文

23日目です。運動も最小単位ではありますが毎日続いてます。

1.今日の英文

There can be little doubt that the acceptance or the rejection of Darwinism has, in the vast majority of cases, been wholly determined by the monistic or dualistic attitude of mind.

2.単語の解説

little:ほとんどない doubt:疑い acceptance:受容 rejection:拒絶
Darwinism:ダーウィニズム vast:広大な majority:大多数
wholly:完全に determine:決定する attitude:態度

littleは否定語です。少しとかではなく、とにかく「ない」です!
doubtはダウト、トランプですね。
acceptanceとrejectionはそれぞれ accept rejecdです
Darwinismそのままダーウィニズムで問題ないと思いますが、ダーウィンの進化論のことです。
単語はそこまで難しくないですね。

3.文法の解説

文法のポイントの1つ目は、there is です。これ訳自体は「〜がある」でそこまで難しくないんですが、こいつは第一文型の倒置の文です。なので、主張がきやすいです。主張はだいたい抽象的な文が多いので、長文でこの文を見かけたら、主張の合図と見ましょう。
2つ目は同格のthatです。今回はdoubt thatのthatです。働きが関係詞っぽいですが、thatの中身は完全文になります。見分け方は直前の名詞です。fact「事実」time「時間」など「どんな名詞?」と突っ込めるような名詞のときにthatが来ます。僕はこれらを「ボンヤリ名詞」と読んでます。疑いと言われたら「どんな疑い」って突っ込みますよね。doubtもボンヤリ名詞です。

4.構造と訳

構文解析
(There) can be 〈little doubt 〉[that 〈the acceptance or the rejection of Darwinism〉 has,( in the vast majority of cases, )been wholly determined (by the monistic or dualistic attitude of mind). ]

文の骨格は「疑いは全くない」です。little doubtが主語、can beが動詞です。残りの部分はdoubtの説明です。挿入部分は無視すると、acceptance or the rejectionが主語で、has been wholly determinedが動詞です。そうすると「一元論か二元論によってダーウィニズムを受け入れるか拒絶するかが完全に決定される」です。挿入部分は、「広大な大多数の場合」→「殆どの場合」で良さそうです。構文自体はthere is と同格のthatに気付ければほとんど問題ないと思います。

5.全文訳

ダーウィニズムを受け入れるか拒絶するかどうかは、殆どの場合、一元論的、あるいは二元論的な考え方によって、完全に決定されることに疑いの余地はない。

「受け入れるか拒絶するかどうか」とちょっと工夫してみました。明日は下線部訳になります。ではまた明日!

6.復習用英文

There can be little doubt / that the acceptance / the rejection /
疑いはない       / 受け入れることや / 拒絶することは  
of Darwinism   /has/, in the vast majority of cases, /
ダーウィニズムを/   殆どの場合において/
been wholly determined / by the monistic /  or dualistic / 
完全に決定される   / 一元論的な  /あるいは二元論的な
attitude of mind.
考え方によって/

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