2021年 京大入試 英語大問2 第1文

7日目です。今回から数回に分けて2021年の京大の入試問題の解説をしていこうと思います。
僕自身結構ボロボロにやられましたし、ここ数年で一番難しいと思います。
扱う問題は英語の大問2。長文です。これほんっとうに難しくて本番では目の前から文字か消えました(それくらいやばかった)。全然読めず死ぬほど悔しかったのでリベンジです。

今回は第1パラグラフの第1文の英文解釈、及び和訳をやっていきたいと思います。1文だけですが、僕なりの英文の解説お伝えしようと思います。それではまず第1パラグラフの英文をどん。

One of the early significant responses to Charles Darwin's thinking came from a highly-talented journalist, George Henry Lewes. Having read a piece by Lewes, Darwin wrote to a friend, saying that the author of that article is "someone who writes capitally, and who knows the subject.” Indeed, as a modern scholar states, “apart from Thomas Huxley, no other scientific writer dealt with Darwin's theory with such fairness and knowledge as Lewes” at that time. Here is what Lewes wrote (with modification) about the background of Darwin's most famous book:


今回やるのは最初の文です。

One of the early  significant responses to Charles Darwin's thinking came from a highly-talented journalist, George Henry Lewes.

英文1文1文を理解する上で最も基本となるのが、主語と述語動詞がどれかということです。今回は主語が長く把握しにくいと思います。こういう場合有効的なのは「動詞の候補を探す」ということです。アヤシイのはresponsesとcameでしょうか?どっちが動詞でしょう?ここで危険なのが「responsesが動詞」と決めつけてしまうことです。実際responsesは今回動詞ではなく名詞として使われています。ここで一つ大事なルールがあります。それは「動詞を見つけたら前後を見る」です。今回のresponseのように英語には名詞と動詞の二つの意味を持つ単語が多いです。ですから、単語の前後を見てその単語の品詞を決めます。responsesの直前はsignificant「重要な」という形容詞です。形容詞の主な働きは名詞の説明です。ですのでresponsesが動詞になってしまうとsignificantが何も説明できず一人ぼっちになってしまいます。ですのでresponsesは名詞と判断できるわけです。そうすると、この文の動詞はcameということになりますので、それまでの「One of the early  significant responses to Charles Darwin's thinking」が主語となります。
ここで大事なポイントといったらone of ~ですね。「〜の中の一つ」と訳します。主語をかんたんに訳すと「ダーウィンの考えに対する初期の大事な反応の一つは」ちょっと硬いですがこんなカンジでいいでしょう。そして動詞のcameからはかんたんですね。一点だけ注意をするとすればカンマの使い方でしょうか。僕は、下線部和訳をする時以外、カンマはとりあえず無視します。カンマは補足説明のことが多いので、カンマより前がわからない時だけ、ちゃんと見ます。そうすると訳は、「とても才能のあるジャーナリストから来た。」となりますね。1文全体を訳すと、「チャールズ・ダーウィンの考えに対する、初期の重要な反応の一つに、とても才能のあるジャーナリストであるジョージ・ヘンリー・ルイスから来たものがある。」earlyを持て余してますが、こんな感じでいいでしょう。

いかがでしょうか?ちょっと説明がまわりくどかったでしょうか?分量が少ない気もするので明日以降もう少し増やしてみようと思います。ここまで読んでくださってありがとうございました。僕とは違う英文解釈などあればぜひ教えていただけると勉強になるのでよろしくお願いします。


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