2021年 京大入試 英語大問2 第6文

12日目です。記事の長さは1本1500字程度を目指しているんですが、12日間続けたのでもう1万字以上書いているんですね。頑張りが数字で見えるのは達成感があります。そういう意味ではこの1日1英文もかなりやりがいがあります。では今日も張り切っていきましょう。今日の文もそこまで長くないです。

It proposed a hypothesis surpassing all its predecessors in its agreement with facts, and in its wide reach.
propose:提案する hypothesis:仮説 surpass:超える predecessors:前任者
agreement:一致    fact:事実     reach:範囲

動詞はproposedです。他に動詞になりそうな語句もありませんね。主語はItになります。ここのItは、『種の起源』のことです。proposedの目的語はa hypothesisです。この文の骨格は、「それはある仮説を提案した。」です。提案を提示とか示したとかに意訳しても問題ないと思います。surpassingからが仮説の内容ですね。「すべての前任者を超える」仮説のようです。人を超える仮説とか意味不明ですね。predesessorは人っぽいイメージですが、今回は人ではなくモノと考えた方が良さそうです。訳を変えると「前のもすべて」でしょうか。前にあったものとは仮説のことでいいでしょう。どのように超えていったのかがin以下ですね。このinは分野のinです。in「中に」の訳だと苦労することが多いです。inを始め前置詞は基本イメージから訳を考えていくことをおすすめします。inの基本イメージは「空間」です。このイメージから分野を引っ張ってきただけです。そこまで高度な日本語力はいらないので安心してください。じつはこのin以下がかなり厄介です。直訳すると、「事実との一致において」でしょうか?なんかピンときません。僕はagreementは「ぴったりあう」というイメージを持ってるので、「事実とぴったり合うことにおいて」と考えました。それでもイマイチなので、とりあえず放置してand以下をみましょう。andの並列はandの後ろと同じ形を探せばいいので、in its agreementとin its wide reachが並列されている内容です。そうすると「事実とぴったり合う」と「広い範囲」が並列内容です。種の起源が現実に即していてなおかつデータの数(サンプル数)が多いということでしょうか?申し訳ないのですが、僕には、3回出てくるitsの指示内容がいまいちはっきりしませんでした。多分『種の起源』だと思うんですが微妙です。なのでいったんこれらは無視して全訳しちゃいます。「『種の起源』がデータ数と合理性において通説を覆した」みたいな文脈の訳だったら問題ないと思います。前の文の「時代を作るとも整合性とれますし。

『種の起源』は広い研究範囲と事実との整合性において、今まであったあらゆる仮説を超えた仮説を提示した。

仮説を2回使ったの微妙ですかねぇ。通説とかでもいいのかな?とりあえずダーウィンすげーってことで済ましておきましょう(敵前逃亡)。

最後グダグダになってすいません。だんだん牙を剥いてきました。まだ地獄はこれからですので一緒に頑張っていきましょう!ではまた明日!

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